任天堂がWiiを来年に中国・韓国で発売へ、海賊版対策に自信

2007年 10月 26日 18:49 JST
 
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 [東京 26日 ロイター] 任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)の岩田聡社長は26日、都内で開いた経営方針説明会で、据置型ゲーム機「Wii(ウィー)」を来年、中国で発売する意向を明らかにした。

 海賊版が横行する中国はゲームビジネスが難しい環境だが、岩田社長は「パイレシー(海賊行為)の問題ではWiiが有利」と述べ、対策に自信を示した。韓国でも中国とは同時期にWiiを発売する方針だ。

 任天堂は現在、中国での合弁会社「iQue」を通じて、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」などを小規模に販売している。岩田社長は説明会で、Wiiの発売時期について、「今年は世界中で(Wiiの)数が足りないが、来年には持っていけると思う」と述べた。

 岩田社長は記者団に対し、Wiiの海賊版対策について「アーキテクチャー(設計仕様)上、パイレシーについていろいろ対策をしている。どういう対策をしているかは言えない」と語った。発売後の売り上げ規模などは現時点では予想できないとしている。来年のいつ頃に発売するかも未定だという。

 <Wiiの値下げ予定なし>

 据置型ゲーム機市場では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)が「プレイステーション3」を、米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)が「Xbox360」をそれぞれ値下げしているが、岩田社長はWii(国内価格は2万5000円)の値下げの可能性について、「需要に応えることに集中しており、値下げは全く考えていない」と明言した。同社長は「Wiiの販売数は他社の値下げの影響をほとんど受けていない」として、価格面の対抗策は必要ないとの認識を示した。Wiiの月産数については現在の180万台を当面維持するとしている。

 <資本政策、将来は変更も>

 業績絶好調が続く任天堂は、9月末の現預金が9126億円に上り、資本政策や買収戦略の動向も注目される。同社は、連結営業利益に対して33%か、連結配当性向50%の高いほうを選択して配当総額を決める方針を採用。岩田社長は、「このペースでキャッシュが積みあがっていくとしたら、遠くない将来に資本政策について、やってこなかったことに踏み出さないといけない可能性はある。ただ、現時点では(具体策を)言うのは早すぎる」と述べた。買収戦略については、「買収はいくつかの前提条件がそろわないと良い結果にならない」としながらも、「将来の企業価値にプラスになれば躊躇(ちゅうちょ)しない」と語った。

 
 
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