英団体、音楽による拷問禁止でエミネムらに協力呼びかけ

2009年 05月 21日 18:42 JST
 

 [ニューヨーク 19日 ロイター] 米国の収容施設所での音楽を使った拷問の禁止を求めている英国の人権団体Reprieveが、ブルース・スプリングスティーンやエミネムに活動に参加するよう訴えている。

 キューバのグアンタナモ米軍基地の拘留者数十人の代理人となっているReprieveが展開する「ゼロ・デシベル」プロジェクトは、拷問手段としての音楽に反対することを目的に、昨年末から活動を開始した。

 Reprieveの担当者、クロエ・デービス氏は、ニューヨークで開かれた「音楽と拷問」会議で、複数の元拘留者の体験を報告した。

 エチオピア人でティーンエージャーのときに英国に移住したBinyam Mohamedさんは、米国とモロッコでの7年近くの拘留を経て2月にグアンタナモ米軍基地から解放された。

 モロッコで取り調べを受け、心理的な拷問を受けたというMohamedさんは、暗闇の中で何日も続けて大音量で音楽を聞かされたことが最もつらかったと語った。

 デービス氏は「ブルース・スプリングスティーンのような大物が関心を示すのではないかと考えており、スプリングスティーンにコンタクトを取ろうとしている」と話した。

 エミネムとスプリングスティーンの代理人からのコメントは得られていない。

 デービス氏はまた、拷問に楽曲を使用されたミュージシャンが著作権の侵害で米国政府を訴える可能性について、米国の弁護士と協議していると明かした。ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーなどが関心を示しているという。

 Reprieveによると、拷問に使用された音楽は、AC/DCやエアロスミス、メタリカなどのヘビーメタルから子ども向け番組「セサミ・ストリート」のテーマ曲までと幅広い。

 
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