Reuters logo
ECB緩和策でレポ市場縮小 回復困難な可能性=ICMA報告書
2015年11月18日 / 17:07 / 2年前

ECB緩和策でレポ市場縮小 回復困難な可能性=ICMA報告書

[ロンドン 18日 ロイター] - 国際資本市場協会(ICMA)は18日公表した報告書で、国債や社債を担保に短期資金を貸し借りするレポ市場が、欧州中央銀行(ECB)による緩和策の影響で大幅に縮小し、欧州経済が回復しても市場復活に苦労するかもしれないとの見方を示した。

レポ市場は銀行や企業にとって重要な資金調達の場となっており、キュッシュバランスを保つために利用されている。

ECBの金融政策は、超過準備とマイナス金利を招いている。ECBは今年3月から金融市場を通じてユーロ圏経済に巨額の資金を流し込んでおり、域内の銀行は多くのキャッシュを抱えている。このため、レポ市場などの商業的な資金調達の場に依存しなくなっている。それでなくても、レポ市場は規制強化で既に圧力にさらされているという。

5兆6000億ユーロ(6兆ドル)規模の欧州レポ市場の利益は、ECBの政策と規制強化により圧迫されている。報告書によるとレポ取引を展開している銀行はビジネスモデルの見直しを強いられており、一部顧客は損失を出している。

ICMAは「市場参加者の主な懸案は、金融システムの流動性と円滑な担保取引について、レポ市場が今までのように有効的・効率的に機能できなくなり、金融市場やより広範な世界経済にマイナスな影響を与える可能性があることだ」と指摘。欧州経済が回復して中銀の景気刺激策がなくなった時には、適切なレポ取引ができなくなるかもしれないとした。

ICMAが9月に発表した資料によると、レポ市場は1年間で2.9%縮小した。

ECBが追加緩和に踏み切った場合、事態は悪化する可能性がある。ECBは早ければ来月にも預金金利をさらに引き下げるか、資産購入プログラムを拡大とみられている。

ICMAは銀行や投資家を含む47人のレポ市場参加者を対象に調査した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below