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独国債の上昇一服、コアCPI上振れで=ユーロ圏市場
2015年1月7日 / 18:53 / 3年前

独国債の上昇一服、コアCPI上振れで=ユーロ圏市場

[ロンドン 7日 ロイター] - 7日のユーロ圏金融・債券市場では、独連邦債利回りが過去最低からやや戻した。12月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は原油安を背景に2009年10月以来のマイナスとなったが、コア指数は変わらずだったことで、買いの勢いが一服した。

だが欧州中央銀行(ECB)が本格的な量的緩和に乗り出すとの観測はなお根強い。

12月のユーロ圏CPI速報値は前年比マイナス0.2%となり、市場予想のマイナス0.1%以上の低下となった。だが振れの大きいエネルギーや未加工食品を除いたコア指数は、前年比0.7%の上昇となり、10・11月と変わらずだった。

これを受け、一部では原油安が消費を促し、今後総合CPIを押し上げる可能性があるとの見方も浮上した。

ロンバー・オディエの首席エコノミスト、サミー・チャー氏は、どのようなデフレ現象になるのか区別することが重要と指摘。「データは原油安で歪められている。状況は総じて良いディスインフレ」と指摘した。

独10年債DE10YT=TWEB利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇の0.48%。一時は0.433%まで下がり、過去最低を更新した。

オランダ、ベルギー、オーストリア、フィンランドの国債利回りも軒並み過去最低から戻した。

ECBにとっては、市場のインフレ期待が低下していることも懸念材料だ。5年後から5年間の期待インフレ率を反映するユーロ圏のブレーク・イーブン・インフレ率(フォワードBEI)EUIL5YF5Y=Rはこの日、1.57%まで低下した。

デフレ懸念を背景に、独30年債DE30YT=TWEBは一時1.06%まで下げ、ユーロ圏債務危機が深刻化していた2012年半ば以来初めて、日本の30年物国債の利回り水準を下回った。

コメルツ銀行のストラテジスト、デービッド・シュノーツ氏は「コアCPIがやや上振れしたことで調整の動きが出て、年初来の上昇基調に一服感が出た」と話した。

一方、ラボバンクの市場エコノミスト、エミール・カードン氏は、スイス国立銀行(中銀)がスイスフランの対ユーロ相場上限防衛に向け、ユーロ圏資産を買い入れるため、独連邦債の利回り上昇は限られるとの見方を示した。

ギリシャのユーロ離脱懸念の再燃を受けて、同国の10年債利回りはこの日、10%の節目を突破した。

ギリシャ10年債GR10YT=TWEB利回りは148bp上昇の11.07%。3年債利回りはおよそ2%ポイント上昇の15.59%となった。

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