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独国債利回り前年比で上昇、安全資産評価に疑問も=ユーロ圏市場
2015年12月30日 / 23:04 / 2年後

独国債利回り前年比で上昇、安全資産評価に疑問も=ユーロ圏市場

[ロンドン 30日 ロイター] - ユーロ圏金融・債券市場は、今年のドイツ国債の値動きが2011年以来の大きさを記録し、年内最後の取引を終えた。利回りは昨年末より高かった。利回りがマイナスとならず、安全資産という評価を疑問視する声や、超金融緩和政策の限界が露呈したとの見方も出た。

 12月30日、ユーロ圏金融・債券市場は、今年のドイツ国債の値動きが2011年以来の大きさを記録した。写真はベルリンで掲揚されたドイツ国旗。昨年11月撮影(2015年 ロイター/Fabrizio Bensch)

ドイツ10年債利回りDE10YT=TWEBは0.63%で取引を終えた。年初来で9ベーシスポイント(bp)上昇した。昨年は逆に、150bp近く低下していた。

トムソン・ロイターのデータによると、ドイツ連邦債先物FGBLc1の最高値と最安値の1日平均の値動きは、2011年以来で最大となった。

独債利回りは欧州中央銀行(ECB)の資産買い入れに伴いマイナス圏に押し下げられることが見込まれていた。ところが、4月のドイツ消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことなどを受けて、売りが膨らみ、独債利回りの一段の利回り低下を見込んでいた投資家の損失を招いた。

同利回りは4月半ばに過去最低の0.05%をつけていたが、6月初めには1%超まで急上昇した。

インフレ指標はその後低調となったが、損失の記憶は鮮明に残り、ゼロ利回りを試せない状況が続いた。

DZバンクの金利ストラテジスト、クリスチャン・レンク氏は「あの突如として、利回りが大きく上昇したことが、今年のドイツ国債にとり最も顕著な出来事だったことは間違いない」と指摘。「こうした種類の急上昇が新常態となるだろう」と見通す。

ドイツ以外の市場に目を転じると、ギリシャ国債の動きが目立った。10年債利回りGR10YT=TWEBは先月に7%をやや下回ったが、ユーロ圏離脱懸念がピークを迎えた7月には20%近い高水準にあった。直近では8.26%だが、昨年末から100bp超低下した。

リターンの面で最もさえなかったのがフィンランド市場では、景気見通しの悪化や主要貿易相手国ロシアの景気後退が重しとなった。

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