2017年3月16日 / 19:51 / 6ヶ月前

欧州市場サマリー(16日)

[16日 ロイター] -

<為替> 米連邦準備理事会(FRB)が前日、引き締め加速を示唆しなかったことなどを背景に、ドルが対円で2週間ぶり、ユーロや主要通貨バスケットに対して5週間ぶり安値をつけた。オランダの選挙結果もユーロを下支えした。

<ロンドン株式市場> 続伸し、FT100種.FTSEは取引時間中の過去最高値を更新した。一次産品銘柄が買われ、全体水準を押し上げた。中型株中心のFT250種.FTMCも0.33%上昇し、日中につけた過去最高値に近い水準で取引を終えた。

ただ、FT250種とFT100種は取引終盤にかけて、ともに上昇幅を圧縮。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は16日、政策金利の据え置きを決めたが、6月に退任するフォーブス委員が予想外に利上げを主張。その他の委員も利上げまで遠くないとの見方を示唆したことが材料視された。

米連邦準備理事会(FRB)は15日、予想通り利上げを決める一方で、金融引き締めのペース加速を否定した。これを受けドルが下落し、ドル以外の通貨の購買力は上がった。ドル建て資産に割安感が出てFT350種鉱業株指数.FTNMX1770は4.23%上昇した。

<欧州株式市場> 続伸した。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めのペース加速を否定したことや、オランダ総選挙でルッテ首相の中道右派が勝利を収めたことが買い材料視された。

アムステルダム市場のAEX指数.AEXは0.56%上昇し、9年超ぶりの高値となった。ドイツのクセトラDAX指数.GDAXIとフランスのCAC40指数.FCHIはともに15年半ば以来の高値だった。ただ、AFSグループ(アムステルダム)のアナリストは、オランダの株価は15日時点で既に値上がりしていたと指摘。株高はFRBのハト派的な姿勢が主な材料だと述べた。

FRBが追加利上げに踏み切ったことで、STOXX欧州600種銀行株指数.SX7P は0.94%上昇した。イタリアのバンカ・ポポラーレ・デレミリア・ロマーニャ(EMII.MI)やスペインのサンタンデール(SAN.MC)がけん引した。

<ユーロ圏債券> 当初下げていた国債利回りが上昇に転じた。前日のオランダ下院選挙でルッテ首相率いる与党・自由民主党(VVD)が第1党を維持したことで政治リスクが後退し、市場の焦点が金融政策に戻ったことが背景。このほか、フランスが約80億ユーロ、スペインが約48億ユーロの国債を発行するなど、供給が多かったことも全般的に国債価格に対する重しとなった。

オランダ下院選では、「反イスラム」を掲げるヘルト・ウィルダース氏率いる極右・自由党(PVV)が予想されたほど票を獲得しなかったことで、4月から5月にかけて実施される仏大統領選で極右政党が躍進するとの懸念が緩和。朝方の取引で大部分のユーロ加盟国の国債利回りは低下していた。

その後、政治的なリスクが解消すれば欧州中央銀行(ECB)は超緩和的な金融政策の縮小に着手するのかといった点に市場の焦点が移ったことで、国債利回りは上昇に転じた。RAMアクティブ・インベストメンツのシニア債券マネジャー、ジル・プラデール氏は「ドラギECB総裁は欧州経済は堅調との認識を示しているため、こうした選挙が大きな衝撃を伴うことなく終われば、ECBの次の動きは刺激策縮小となる」としている。 

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