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FBI長官後任「ましな人物に」、トランプ氏が解任正当化
2017年5月10日 / 15:15 / 4ヶ月前

FBI長官後任「ましな人物に」、トランプ氏が解任正当化

[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任した自身の判断は正当だったとし、後任には「はるかにましな」人物を充てると言明した。

コミー長官はロシアによる2016年米大統領選への介入疑惑の捜査に絡みトランプ陣営とロシアとの関係についても調査を進めていたことから、民主党は今回の解任に批判を強めており、共和党内からも批判の声が上がっている。

記者団からコミー長官解任の理由を尋ねられたトランプ大統領は「単に、コミー氏は良い仕事をしていなかったからだ」と応じた。

これに先立ちトランプ大統領はツイッターへの投稿で「コミー氏は、ワシントンや共和・民主両党ほぼ全員の信頼を失った。事態が沈静化すれば、かれらは私に感謝するだろう」とつぶやいた。

ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース副報道官は定例記者会見で「ここ数カ月の間に大統領のコミー氏に対する信頼は失墜した」とし、司法長官代行も同様の懸念を示していたことを踏まえ、解任を決定したと説明した。

同副報道官は記者会見前、コミー氏がロシアを巡る捜査を理由に解任されたのかとの質問に対し「違う」と回答。「ロシアに関する捜査が続けられるのなら、コミー氏が在任しようとしまいが捜査は継続するだろう」と語っていた。

トランプ政権は9日、大統領選の民主党候補だったクリントン元国務長官の私用メール問題への対応がコミー氏解任の理由と説明している。

ペンス副大統領は、コミー氏の解任は米大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査とは無関係とし、「トランプ大統領は適切な時期に正しい決定を下した」との認識を示した。

 5月10日、トランプ米大統領は、FBI長官を解任した判断は正当だったと説明した。写真はニューヨークの空港で4日撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

さらに、トランプ大統領がコミー氏の後任候補を精査していると語った。

ホワイトハウス高官によると、FBI長官代行を務めるアンドリュー・マッケーブ氏やシカゴFBI捜査官のマイケル・アンダーソン氏らがトランプ大統領の指名候補に浮上する可能性がある。

一部民主党議員は今回の解任を巡り、ニクソン元米大統領が1973年にウォーターゲート事件を捜査していた特別検察官を土曜夜に突然解任した「土曜日の夜の虐殺」になぞらえる。

ブルメンサル上院議員(民主)はCNNに対し「極めて深刻な憲法の危機が差し迫っている」と語った。

上院情報委員会のバー委員長ら複数の共和党議員は、コミー長官の解任のタイミングに懸念を示す。

10日午前には、訪米中のロシアのラブロフ外相とティラーソン米国務長官との会談が予定されている。

ラブロフ外相は会談前、コミー氏の解任が会談に影を落とす可能性があるかとの記者団から質問に対し「コミー氏が解任されたのか。本当なのか」と皮肉な口調で応じた。

*内容を追加しました。

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