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米経済は緩やかに拡大、企業の楽観度合いは後退=地区連銀経済報告
2017年3月1日 / 20:30 / 7ヶ月前

米経済は緩やかに拡大、企業の楽観度合いは後退=地区連銀経済報告

 3月1日、米FRBは地区連銀経済報告を公表した。写真はイエレン議長。ボストンで昨年10月撮影(2017年 ロイター/Mary Schwalm)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が1日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、1月初旬から2月中旬の米経済について、控えめから緩やかな(modest-to-moderate)ペースで拡大したとの認識を示した。ただ、トランプ政権の財政政策を巡り、先行き不透明感が出ていることで企業はかつてほど楽観的ではなくなっているとの見方も示された。

報告は「企業は総じて短期見通しについて楽観的だったが、その度合いは前回の報告に比べると後退した」としている。

FRBは昨年12月に過去2年間で2回目となる利上げに踏み切った。失業率が現在4.8%と低いことや、物価が上昇していることから、今年は利上げペースを上げるとみられている。

報告は、雇用市場について引き締まった状態が続いているとしており、いくつかの地区は人手不足が広がってきていると報告した。熟練労働者の人手不足が賃金を押し上げているとの言及も複数あった。

2月28日には、影響力の大きい2人の連銀総裁が2週間後の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まる可能性を示唆している。

FRBはトランプ米大統領の政策が経済見通しに及ぼす影響を見極めるため、政策の詳細が明らかになるのを待っている。その中には米国への輸入に課す「国境税」も含まれる。

報告では、ボストンとダラスの両地区の調査先がトランプ政権の経済政策を巡る先行き不透明感の高まりに言及した。

ボストン地区のある調査先は、国境税について「将来的に生産施設をどこに置くかという企業の判断に大きな影響を及ぼす。詳細がある程度明らかにならなければ、企業は新規投資に消極的になるだろう」としている。

ダラス地区ではいくつかの製造業の調査先が、先行きが不透明なことから、顧客が「様子見」姿勢を保っているとした。

一方、セントルイス地区は政策に対する信頼感は11月中旬と比べて小幅に改善していることを挙げ、引き続き楽観的だと報告した。

今回のベージュブックは、ニューヨーク連銀が2月17日までに入手した情報に基づき作成した。

*内容を追加しました。

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