リーマン破綻で一変した資金調達環境、従来型融資が主流に
[ニューヨーク 11日 ロイター] 米リーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)破綻から1年。機能不全に陥ったクレジット市場には回復の兆しが出てきたが、企業の資金調達環境は同社の破綻で一変した。
リーマン破綻を受け、同社に投資していたマネー・マーケット・ファンド(MMF)やヘッジファンドは、複雑な破産手続きへの対応を余儀なくされた。デリバティブ市場は混乱し、影響は社債市場にも及んだ。
短期市場・銀行間市場では、金融機関破綻への懸念で資金が目詰まりを起こし、資金調達手段として一大市場を形成していた資産担保証券への資金流入も途絶えた。
連邦準備理事会(FRB)が事実上のゼロ金利政策を導入したにもかかわらず、企業の資金調達コストは、リーマン破綻前の水準を依然上回っている。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスが昨年格下げした証券は、過去最高の3兆5000億ドル相当。与信のリスクがいかに増したかを物語っている。
企業の資金調達環境は、大企業・中小企業を問わず、大きく変わった。
従業員1万4000人の容器メーカー、ボール・コープ(米コロラド州)(BLL.N: 株価, 企業情報, レポート)のスコット・モリソン財務担当役員は、金融機関との資金調達交渉に時間がかかるようになったと話す。金融機関がリスク分散のため、大口の取引に消極的になったことが一因だ。
同社が8月に発行した10年債は、引受金融機関が10社にのぼった。以前は5社程度が普通だったという。 続く...












