バークレイズと野村、リーマン事業買収後の採点表

2009年 09月 16日 14:15 JST
 

 [ロンドン/香港 11日 ロイター] 英銀大手バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)と野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)にとって、ウォール街の巨人だったリーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)の破綻は、投資銀行のリーグテーブルでトップに躍り出る千載一遇のチャンスだった。

 両社があっという間のリーマン資産買収に踏み切ってから1年が経ち、バークレイズは米株と米国の合併・買収(M&A)市場に足ががりを得た現在、かねてからの抱負を実現する軌道にあるという自信を深めており、リーマンから引き継いだ事業が既に最終利益の底上げに寄与している。

 しかし、国際的投資銀行となることを目指してリーマン事業を引き継いだ日本の保守的証券会社である野村は、米国での事業規模の欠如がいまだ足かせとなっており、内部関係者は、リーマンとの企業文化の差異が重荷として尾を引いていると指摘する。

 バークレイズ・キャピタルのプレジデント、ジェリー・デルミシエ氏はロイターに対し「われわれは一線を越えつつあること、決して後戻りできないことが分かっていた」と語り、去っていく従業員たちが私物を入れたダンボール箱を持ってうろうろする混乱状態の中で行われた交渉を振り返った。

 バークレイズと野村にとって、特に買収事業の人材と顧客取引を確保するスピードが決定的要素だった。

 バークレイズはリーマン全体の買収に失敗した数日後、北米の投資銀行業務や資本市場業務を買収した。野村はその翌週に欧州ならびにアジア資産を買収した。

 バークレイズは買収の1週間後、過去数十年で最大とも言える市場急変の真っ最中に事業を率いるトップチームを指名した。

 野村は目標に掲げていた100日間をはるかに上回る70日間で新しい組織を統合した。  続く...

 
 
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