情報BOX:北朝鮮の国際金融取引の状況
[1日 ロイター] 北朝鮮が5月25日に2度目となる核実験を実施したことで、再実験禁止を定めた国連安全保障理事会決議に違反するとして、制裁強化が検討されている。しかしもともと小規模だった北朝鮮の国際金融取引は、これまでに実施された制裁で規模が一層縮小しているため、追加的な措置をとるのは困難な状況になっている。
北朝鮮の年間国内総生産(GDP)は約200億ドル。以下は韓国銀行(中央銀行)の推計に基づく、北朝鮮の国際金融取引の状況。
<貿易相手国>
北朝鮮の最大の貿易相手国は、年間貿易額が約20億ドルの中国。次いで貿易額約18億ドルの韓国。北朝鮮と国境を接する両国は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)体制が崩壊した場合、政情不安により自国に影響が及ぶことを懸念。北朝鮮の現体制を崩壊させるような措置は推さないとみられる。
各種統計によると、北朝鮮の前回の核実験とミサイル発射実験を受け2006年に国連安保理が決議を採択した後も、中国と韓国の対北朝鮮貿易は減少していない。
北朝鮮が主要な同盟国と呼べる数少ない国である中国は、北朝鮮との経済関係を損なうような新規の制裁の導入には後ろ向きだ。また、韓国は北朝鮮が突然崩壊した場合、支援に1兆ドルの資金が必要となるとみており、その場合は自国経済も痛手を受けるとして、警戒を強めている。
北朝鮮は現時点でも世界各国からの食糧支援と、中国からのエネルギー支援に頼っている。
<合法的な輸出経済> 続く...












