世銀の08/09年度融資額は過去最大の590億ドル、途上国からの支援要請急増

2009年 07月 2日 12:39 JST
 
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 [ワシントン 1日 ロイター] 世界銀行は1日、2008/09年度(08年7月─09年6月)のグループ全体の融資額が54%増の590億ドルで、過去最大となったと発表した。金融危機の影響で途上国による支援要請が相次いだ。

 世銀のゼーリック総裁は声明で「今年は世銀グループへの支援要請が急増した。景気回復のペースはかなり不透明で、この傾向は2010年も続く見通し」と指摘した。

 世銀は08/09年度に経済成長、貧困撲滅、民間セクターの支援を目的とした767のプロジェクトに融資。うちインフラ整備には207億ドルを投じた。

 国際開発協会(IDA)による貧困国向け融資は140億ドルで、前年度の112億ドルから25%増加した。

 国際復興開発銀行(IBRD)による新興国向け融資は、前年度の135億ドルから約2倍以上増加し、329億ドルとなった。

 融資先の内訳はIDA、IBRDともに中南米諸国の割合が最も大きく、合計で140億ドルに上った。次いで欧州および中央アジアの94億ドル、サハラ砂漠以南アフリカ諸国の83億ドルの順。

 ゼーリック総裁は30日、当初は金融危機の影響を受けないとみられていた途上国だが、現在では急激な需要低迷、民間資金フローの停滞などを受けて危機による影響を大きく受けている、と警告していた。

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