UPDATE2: クレジット市場動向=日本ソブリンCDSにワイドな気配、消費者金融SBに売り
<対国債スプレッド>
政保債(地方公)10年 3.5─4.0bp 銀行債(みずほ)5年 25─26bp
地方債(都債) 10年 7.5─8.0bp 電力債(東電)10年 12─13bp
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[東京 9日 ロイター] クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で日本
ソブリンのドル建て5年が74ベーシスポイント(bp)─81bpと前週末出合い値
(70bp)からワイドな気配が示された。来年度の予算編成を控えて財政悪化に対する
警戒感が強まっていることがワイド化圧力を強めている。一般債市場ではプロミス
(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>など消費者金融セクターの国内普通
社債(SB)に売りが観測された。ムーディーズが6日、プロミスの格下げに加えて、
アコムの格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことで、あらためて同セクターの厳し
い収益環境が意識された。
指標となるiTraxxJapanシリーズ12ITJJP5Y=GFは午後、135bp、
134bpで取引が成立した。もっとも「相場を動かす材料もなく、株などの他マーケッ
トを見ながら動きが出る程度」(邦銀)として閑散とした商いとなった。
日本ソブリンCDSはきょうの仲値を基準にすると、11月2日からの1週間で17
bp程度、前週末から7bp程度水準が切り上がったことになる。国債市場では10年最
長期債利回り(長期金利)が一時1.475%と約5カ月ぶりの水準に上昇。政府筋から
は来年度予算での新規国債発行額について44兆円超えを示唆する発言が報じられている
こともあり、財政悪化に対する警戒感が強まっている。
一方、ムーディーズは9日、中国の格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変
更した。中国の格付けは現在「A1」。中国格付け見通しの変更を受けて、CDS市場は
目立った反応は出ていないが、「日本ソブリンはこのままワイド化が止まらなければ、
80bp付近に位置している中国ソブリンの水準を上回る可能性も否定できない」
(邦銀)との声も聞かれる。
一般債市場では、引き続き消費者金融セクターの気配が目立った。プロミスの第34回
SB(償還2010年4月)が99円オファー─96円ビッド、同第17回SB(償還
2012年6月)が85円オファー、第33回SB(償還2014年4月)が69円オフ
ァー─63円ビッド、アコム第42回SB(償還2012年9月)が90円オファー、第
45回SB(償還2013年1月)が89円オファー─84円ビッド、同第40回SB
(償還2015年2月)が81円オファー─74円ビッド、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8515=JFI>第46回SB(償還2010年4月)が69円オファー─60円ビッド、
同第36回SB(償還2010年5月)が67円オファー─58円ビッドなど。
ムーディーズは6日、プロミスの格付けを「A3」から「Baa1」に引き下げ、引き
続き引き下げ方向で見直すと発表。アコムの格付け「A3」を引き下げ方向で見直しに入
った。市場では大手の消費者金融が発表した4─9月期決算がいずれも厳しい内容となっ
ており、市場では信用力への警戒感から潜在的な売り圧力は根強いとの見方が出ている。
<CP発行総額は950億円程度>
CPの発行総額は950億円程度。発行レートは横ばい。a1格の建設が90億円
(2010年1月下旬期日、0.18%近辺)、a1+格の鉄鋼が280億円(12月中
旬期日、0.12%割れ)、a1格のその他金融が30億円(2010年2月上旬期日、
0.14%台半ば)などの発行が観測された。
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