Reuters logo
来週のドル/円は底堅い、G20消化後は米経済指標に関心
2016年2月26日 / 08:13 / 2年前

来週のドル/円は底堅い、G20消化後は米経済指標に関心

 2月26日、来週の外為市場で、ドル/円は底堅い展開となりそうだ。G20財務相・中央銀行総裁会議の結果が失望を招いた場合でも、111円を割り込むような円高にはならないとの見方が出ている。写真は都内で2013年4月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は底堅い展開となりそうだ。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の結果が失望を招いた場合でも、111円を割り込むような円高にはならないとの見方が出ている。原油価格や株価が安定していれば、雇用統計を始めとする米国の重要指標に関心が移っていきそうだ。

予想レンジはドル/円が111.00―114.90、ユーロ/ドルが1.0900―1.1200ドル。

今週24日にはドル売り/円買いの流れが強まり、年初来安値の110.98円も視野に入ったが、週後半にかけてリスク回避の動きが後退、113円前半を回復する場面も見られた。来週初めは、まずG20の内容を消化する展開となりそうだ。

ルー米財務長官からG20に危機対応を期待すべきではないという主旨の発言があったものの、市場に浸透しきっておらず、相場の混乱を鎮静化するために何らかの政策協調が打ち出されるとの期待も残る。

すでに各国がそれぞれの主張を繰り広げる「百家争鳴」の状況となっており、「協調行動などは到底無理な雰囲気」(外銀)との指摘もあるが、失望を誘う結果となった場合の円買いには警戒が必要だ。

ただ、今週110円台まで下げなかったことで下値が固まってきたとの見方もあり、下落しても111円割れは回避できそうだという。

G20を無風で通過し原油価格や中国株が落ち着いていれば、米経済指標に注目が集まりそうだ。3月1日にISM製造業景況指数、2日にADP全米雇用報告とベージュブック、3日にISM非製造業景況指数などの発表がある。これらが堅調で4日発表の雇用統計もいい内容となれば「ドルは115円手前まで上昇する可能性もある」(マネースクウェア・ジャパンのシニアアナリスト、山岸永幸氏)という。

<英国のEU離脱問題はテーマから外れるか>

英国のEU離脱問題はリスク回避姿勢を強める要因となったが、次第に影響は薄まっていきそうだ。来週については「ユーロやポンドが派手に売られることはないのではないか」(国内金融機関)との声も出ている。

ユーロ/ドルは今週下落した場面でも1.09ドル半ばで下げ止まった。ショートカバーで戻す可能性もあるが、「3月に欧州中央銀行(ECB)が追加緩和を打ち出す可能性が高く、上がっても1.12ドルくらいにとどまりそうだ」(同)という。

為替マーケットチーム

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below