Reuters logo
来週のドル/円は底堅い、日銀の追加緩和を消化
2016年1月29日 / 08:23 / 2年前

来週のドル/円は底堅い、日銀の追加緩和を消化

 1月29日、来週の外為市場で、ドル/円は底堅く推移しそうだ。写真は都内で2013年2月撮影(2016年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 29日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は底堅く推移しそうだ。日銀が追加緩和を決めたことで、日米の金融政策の方向性の違いが意識されやすい。115円を割り込むような円高リスクは後退したものの、中国問題が再燃した場合はいったん高値から離れる動きになるとみられている。

予想レンジはドル/円が119.00―122.00円、ユーロ/ドルが1.0750―1.1050ドル。

<ドル115円割れのリスクは後退>

日銀が29日の決定会合でマイナス金利を導入する追加緩和を決めた。大方の市場参加者が現状維持とみていたことからサプライズとなり、118円半ばだったドルは一時121円半ばまで3円近く吹き上がった。

市場では「マイナス幅の拡大を視野に入れれば打ち止め感も出にくい。(市場が防衛ラインとみている)115円を割り込むリスクも後退した」(国内金融機関)との声が出ている。

ただ、年初来の市場の混乱は中国経済の減速懸念や原油安が原因。日銀が緩和強化策を打ち出しても「根本的な問題の解決にはならない」(みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミスト)との見方も根強い。1日発表の中国1月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下振れ、株価が崩れるようであればリスク回避の円買いが強まる可能性がある。

<重要指標で米利上げペース見極め>

来週は米国で重要経済指標の発表が相次ぐ。1日に12月個人所得・個人支出と1月ISM製造業景気指数、3日に1月ADP全米雇用報告とISM非製造業景気指数、5日に12月貿易収支と1月雇用統計などがある。

米連邦準備理事会(FRB)は、27日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定。声明で世界経済や金融市場の動向を注視する姿勢を示したことから、3月利上げのハードルはかなり高くなったとの見方も出ている。

ISM製造業景気指数は、好不況の分れ目となる50を昨年11月から2カ月連続で割り込んでおり、1月分の数字も悪かった場合は3月利上げが難しいとの見方が増えてきそうだ。

<ユーロは1.10ドル台が売り場に>

今週のユーロ/ドルは25日の1.07ドル後半からじりじり値を上げたが、29日に1.0968ドルをつけた後は伸び悩んだ。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が3月に金融政策スタンスを見直す考えを示しており、「基本的に1.10ドルに乗せると売り場になりそう」(国内金融機関)との声が出ている。

為替マーケットチーム

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below