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来週の外為市場は円高バイアス、北朝鮮巡る地政学リスクの高まりで
2017年4月14日 / 06:25 / 5ヶ月前

来週の外為市場は円高バイアス、北朝鮮巡る地政学リスクの高まりで

 4月14日、来週の外為市場では、投資家がリスク回避的な行動を強める結果、円高バイアスが掛りやすい。米露・米中関係の緊張や、北朝鮮を巡るテールリスクなど、地政学的リスクが強く意識される。写真は都内の為替トレーディングルームで1月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 14日 ロイター] - 来週の外為市場では、投資家がリスク回避的な行動を強める結果、円高バイアスが掛りやすい。米露・米中関係の緊張や、北朝鮮を巡るテールリスクなど、地政学的リスクが強く意識される。一方、ドル買い要因は主に短期筋のポジション調整に限定されそうだ。

予想レンジはドル/円が107.50―110.00円、ユーロ/ドルが1.0500―1.0700ドル。

来週にかけて「北朝鮮を巡るリスクが最も重要だ。米国が何らかの形で北朝鮮に関与した場合、対抗的な軍事行動などのリパーカッションも想定され、近隣諸国にも影響が及ぶ可能性がある」(機関投資家)という。

米中央情報局(CIA)のポンぺオ長官は13日、北朝鮮は核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを手にして米国を脅かす状況に「かつてないほど近づいている」と警告した。

米国防総省は13日、北朝鮮への先制攻撃に関する米メディア報道に対してコメントを拒否し、将来の作戦について協議したり「可能性のあるシナリオについて公的に憶測を述べること」はポリシーとして行わないと述べた。

米NBCは、米情報機関高官の話として、北朝鮮が核実験を断行すると判断した場合、米は従来的な兵器で先制攻撃する用意がある、と報じていた。

<ドル高けん制>

トランプ大統領は12日に「ドルが強くなり過ぎている」とドル高けん制発言をし、為替調整経由の貿易赤字縮小に改めて意欲を示した。

同発言を受けて米10年国債利回りは2.30%を下回り、ドルも109円を割り込んだ。

米国はまた、21―23日に開催される世界銀行・国際通貨基金(IMF)の春季会合で、世界の為替政策を厳しく監視するよう、IMFにあらためて要請する方針だ。

さらに、同会合の日程に合わせて、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議も実施される予定で、各国の発言が注目される。

<為替報告書>

トランプ米大統領は米紙のインタビューで、近く公表する外国為替報告書で中国の為替操作国認定を見送る考えを示した。ただ、米国は対中貿易赤字の問題に別方向から対処すると見られている。

日本も難を逃れられないかもしれない。

米国は同報告書で「日本の通貨・金融政策に対して厳しいコメントをする可能性がある。過去には日本の当局者らによる円高けん制発言に対してまでも、不快感を示した経緯がある」とFXプライムbyGMO、常務取締役、上田眞理人氏は指摘し、ドル/円のトレンドが上向きから下向きに変わったとみている。

為替マーケットチーム

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