Reuters logo
今週のドル/円は米経済指標を見極め、月末フローにも警戒
2016年8月28日 / 23:41 / 1年前

今週のドル/円は米経済指標を見極め、月末フローにも警戒

[東京 29日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドル/円は米国の経済指標に振らされそうだ。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が26日の講演で「利上げへの論拠が強まってきた」と言明。他のFRB高官も利上げに意欲を示したことで、早ければ9月利上げの可能性も出ている。

 8月29日、今週の外為市場で、ドル/円は米国の経済指標に振らされそうだ。都内の外貨両替所で2014年撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

雇用統計をはじめとする各種指標を見極める動きが強まるとみられる。

予想レンジは、ドル/円が100.50─103.50円、ユーロ/ドルが1.1100─1.1350ドル。

<フィッシャー副議長の発言がダメ押し>

先週26日は、イエレン議長のジャクソンホール会議でのコメントなど、FRB高官の発言をきっかけにドル買いが強まった。ドルは100.31円付近から100.91円まで上昇。その後、利上げスピードが緩やかであるとの見方から100.06円まで反落した。

イエレン議長の講演後、フィッシャー副議長がCNBCのインタビューで、9月に利上げが実施され、年内に複数回の利上げがあると予期すべきかとの質問に対し、「イエレン議長がこの日の講演で述べたことは、この2つの質問に対し『イエス』と答えることと整合性が取れている」と述べ、その上で、8月分の雇用統計が利上げの決定を左右する可能性があるとの見方を示した。

市場では「次の雇用統計が良ければ9月利上げがあり得るということ。イエレン議長の講演だけなら受け止め方は様々だが、フィッシャー氏の発言がダメ押しとなった」(国内金融機関)として、ドル買いムードが優勢になっているという。ドル/円は29日の東京時間朝方にかけてじりじり上昇。一時102.14円と8月12日以来2週間ぶりの高値をつけた。

今週は9月の利上げの有無をめぐり、米経済指標を見極める動きが強まりそうだ。29日の個人所得・個人支出を皮切りに、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数(30日)、ADP全米雇用報告(31日)、ISM製造業景況指数(9月1日)、雇用統計(2日)などが発表される。先週イエレンFRB議長の講演待ちで動かなかった反動もあり、比較的データの良し悪しに反応しやすいとみられる。

また、週半ばに月末を挟むことから、様々な事情を抱えた売買玉が持ち込まれ、思わぬ変動要因になる可能性があるので注意が必要だという。

為替マーケットチーム

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below