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今週のドル/円は振れやすい、ビッグイベントが目白押し
2017年6月4日 / 23:55 / 3ヶ月前

今週のドル/円は振れやすい、ビッグイベントが目白押し

 6月5日、今週の外為市場でドル/円は、ビッグイベントが集中する週後半にかけて、思惑から相場が振られやすいとみられている。都内で2日撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 5日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、ビッグイベントが集中する週後半にかけて、思惑から相場が振られやすいとみられている。週前半は米雇用統計を消化し、その後は日本時間の8日─9日に予定される英総選挙や米連邦捜査局(FBI)前長官の公聴会、欧州中央銀行(ECB)理事会を待つ流れになりそうだ。

予想レンジはドル/円が109.00―112.50円、ユーロ/ドルが1.1100―1.1400ドル。

先週末に発表の米5月雇用統計では、労働市場が失速している兆候が示された。非農業部門雇用者数が13万8000人増と、市場予想の18万5000人増を下回った。失業率は16年ぶりの低水準に改善したが、雇用者数は過去2カ月分も下方修正された。

事前のADP全米雇用報告が強かったこともあって「はしごを外された」(国内金融機関)格好で、ドル/円は一時110円前半に下落した。週前半は、こうしたドル売りの余韻が残るのか、それほど悲観的にならず6月利上げに向けて押し目買いが入るかが焦点になりそうだ。

その後は、週後半のイベントに視線が移る。コミーFBI前長官の公聴会では、米大統領選でのトランプ陣営とロシアの癒着疑惑に関連して、トランプ米大統領から捜査打ち切りの圧力を受けたかどうかの証言に注目が集まる。米政権が揺らぐとの思惑が高まればドル/円は下押し圧力がかかりやすい。

英総選挙では、世論調査などを受けて与党の保守党の勝利が見込まれているが、野党の労働党による追い上げも伝わっている。与党が予想外に敗北となれば、リスク回避の円買いとポンド/円の売りの影響で、やはりドル/円は下落が見込まれる。

トウキョウフォレックス上田ハーローの営業推進室室長代理、阪井勇蔵氏は、ドル/円は110円台では底堅いと見るものの「可能性は低いだろうが、これらイベントでネガティブ材料が重なるなら110円を割り込んで年初来安値方向に向かい得る」と、指摘する。

一方、ECB理事会は、フォワードガイダンスの変更などで、緩和政策の出口への思惑が高まるとの見方が出ている。実際にそうなればユーロ買いが強まると見られる一方、思惑が外れれば、事前に買われただけに売り戻しが強まるとみられる。ECB要因ではユーロ/ドルとユーロ/円は同じ方向の動きが見込まれ、ドル/円への影響は限られそうだ。

経済指標は、米国で耐久財受注、製造業受注とISM非製造業景況指数(5日)、日本で1─3月実質GDP2次速報(8日)、ユーロ圏の小売売上高(6日)、中国で貿易収支(8日)、消費者物価指数(9日)などが予定される。

為替マーケットチーム

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