上海外為市場=人民元は対ドルで小幅反落、終値6.2985元
[上海 23日 ロイター] 23日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルの銀行間取引で小幅反落して引けた。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の対ドル基準値を6.30元台に戻し、人民元の値動きを狭いレンジ内に誘導していた。
銀行間取引での人民元の対ドル相場CNY=CFXSは、1ドル=6.2985元で終了。前日終値は6.2960元。中国人民銀行はこの日の人民元の対ドル基準値を1ドル=6.3031元と、前日の基準値6.2988元に比べ元安・ドル高に設定した。2010年6月の人民元弾力化以降の上昇率は8.35%。
脆弱(ぜいじゃく)な世界経済が中国の成長見通しに影響を与える中、ディーラーは、人民元の対ドル相場は1ドル=6.3元前後の狭い範囲で推移すると予測している。
上海の中国系銀行のディーラーは「市場は再び落ち着いてきた」と指摘。その上で、「特に輸出が低調なため、人民銀が現時点で急激な元高を容認する理由は見当たらない」と語る。
前日発表された2月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値によると、同月の輸出受注指数は47.4と、1月の50.4から低下した。
オフショアのノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場では、ドル・人民元の1年物NDFCNY1YNDFOR=が午後の取引で、人民元が今後1年間で0.37%上昇することを織り込んでおり、前日終値比で横ばいの水準となっている。
人民元の対円相場終値は100円=7.8568元(前日終値は7.8537元)。対ユーロ相場終値は1ユーロ=8.3713元(同8.3457元)。
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.


ソーシャルメディア特集
自動車産業の未来