ユーロ圏金融・債券市場・終盤=下落、米指標受け楽観的な見方強まる
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.865 (+0.020) 0.624(0.620)
独連邦債2年物 1.272(1.289)
独連邦債10年物(6月限) 121.18 (‐0.52) 3.369(3.312)
独連邦債30年物 4.196(4.184)
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[ロンドン 15日 ロイター] ユーロ圏金融・債券市場は下落。この日発表された
米指標が、米景気後退は最悪期を脱した可能性があるとの見方を支えた。
5月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は、米リーマンが破綻した前年9月以降で
最高水準となった。4月米鉱工業生産は減少ペースが鈍化した。また、5月米ニューヨー
ク州製造業業況指数は改善し、前年8月以来の高水準となった。
週内に発表された米小売売上高や新規失業保険申請件数が予想外に弱い内容だったこと
で、米経済に関する明るい見方は後退していたが、この日の指標を受け新たに楽観的な見
方が広がった。
第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率速報値が過去最大の落ち込みとな
ったことは相場を支援したが、米指標を受け比較的安全資産とされる債券への需要が後退
し、資金は株式市場にシフトした。
1517GMT時点で、独連邦債先物6月限FGBLc1は60ティック安の121.10。
一時つけていた1週間ぶり高値の122.07から押し戻された。週足では約80ティッ
ク高。
独連邦債10年物EU10YT=RR利回りは5.7ベーシスポイント(bp)上昇し
3.369%。
同2年物EU2YT=RR利回りはほぼ変わらずの1.272%。
欧州中央銀行(ECB)が長期的に低金利を維持するとの見方が短期債を支えた。
2・10年物の利回り格差は、前日終盤の204bp付近から210bpに拡大した。
KBCの債券ストラテジスト、ボブ・マエス氏は「独連邦債10年物利回りは2.93
─3.40%のレンジで推移しており、このレンジは続くだろう。最近の経済指標を受け、
2.93%の水準を下回るリスクは解消した」と述べた。
リスク選好の動きが高まる中、独連邦債以外のユーロ圏債券が独連邦債をアウトパフォ
ームし、利回り格差は縮小した。
10年物のイタリア国債と独連邦債の利回り格差は、前日終盤の103bp付近から
94bpに縮小した。
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