ユーロ圏金融・債券市場・終盤=上昇、弱い米雇用統計受け景気懸念強まる
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.035 (+0.075) 0.505(0.565)
独連邦債2年物 1.230(1.357)
独連邦債10年物(9月限) 121.69 (+0.77) 3.324(3.412)
独連邦債30年物 4.148(4.214)
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[ロンドン 2日 ロイター] ユーロ圏金融・債券市場は大幅に上昇し、独連邦債先
物が6週間ぶり高水準となった。米雇用統計が予想以上に悪化したことを受け、安全資産
とされる債券の需要が高まった。
欧州中央銀行(ECB)理事会の政策発表には特に反応しなかった。ECBは予想通り
政策金利を過去最低水準の1.0%に据え置いた。
独連邦債2年物EU2YT=RR利回りは5月半ば以来の低水準となる1.224%をつけた。
米2年債US2YT=RR利回りも6月5日以来の1%割れとなった。
この日発表された6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が46万7000人減と、
減少幅が予想の36万3000人減を大きく上回った。失業率も9.5%に上昇した。
独連邦債9月限FGBLc1は1519GMT時点で、前日比71ティック高の
121.63。一時6週間半ぶり高値となる121.73をつけた。
9月限は200日移動平均の121.06を大きく上回り、121.96の抵抗線を試
す局面も視野に入ってきた。
あるトレーダーは「米雇用統計をきっかけに買いに火がつき、米債券の上昇に追随した。
一段の上昇を受けて、明らかにストップロスの買いが入っている」と指摘。また3日は米
国が祝日で取引が少ないと予想され、投資家が買いを入れていると話した。
独連邦債10年物EU10YT=RR利回りは8bp低下し3.329%。一時6週間半ぶり
低水準となる3.319%をつけた。
トリシェECB総裁は理事会後の会見で、ユーロ圏金利について当面変更される可能性
は低いとの見方を示した。
この日は、フランスとスペインが総額107億9000万ユーロ(152億2000万
ドル)の国債を発行したが、市場は比較的順調に消化した。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアイルランド格下げを受け、アイルランド
国債が一時、独連邦債をアンダーパフォームした。ムーディーズは同国の格付けを従来の
「AAA」から「Aa1」に引き下げた。アウトルックは「ネガティブ」としている。
ロイターのチャートによると、アイルランド国債10年物と独連邦債10年物の利回り
格差は一時234bpに拡大。その後前日と同水準の229bpに縮小した。
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