ユーロ圏金融・債券市場・終盤=上昇、弱い米雇用統計受け景気懸念強まる

2009年 07月 3日 02:47 JST
 
記事を印刷する |

        (カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.035 (+0.075)  0.505(0.565)

独連邦債2年物 1.230(1.357)

独連邦債10年物(9月限) 121.69 (+0.77) 3.324(3.412)

独連邦債30年物   4.148(4.214)

------------------------------------------------------------------------------

 [ロンドン 2日 ロイター] ユーロ圏金融・債券市場は大幅に上昇し、独連邦債先

物が6週間ぶり高水準となった。米雇用統計が予想以上に悪化したことを受け、安全資産

とされる債券の需要が高まった。

 欧州中央銀行(ECB)理事会の政策発表には特に反応しなかった。ECBは予想通り

政策金利を過去最低水準の1.0%に据え置いた。

 独連邦債2年物EU2YT=RR利回りは5月半ば以来の低水準となる1.224%をつけた。

米2年債US2YT=RR利回りも6月5日以来の1%割れとなった。

 この日発表された6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が46万7000人減と、

減少幅が予想の36万3000人減を大きく上回った。失業率も9.5%に上昇した。

 独連邦債9月限FGBLc1は1519GMT時点で、前日比71ティック高の

121.63。一時6週間半ぶり高値となる121.73をつけた。

 9月限は200日移動平均の121.06を大きく上回り、121.96の抵抗線を試

す局面も視野に入ってきた。

 あるトレーダーは「米雇用統計をきっかけに買いに火がつき、米債券の上昇に追随した。

一段の上昇を受けて、明らかにストップロスの買いが入っている」と指摘。また3日は米

国が祝日で取引が少ないと予想され、投資家が買いを入れていると話した。

 独連邦債10年物EU10YT=RR利回りは8bp低下し3.329%。一時6週間半ぶり

低水準となる3.319%をつけた。

 トリシェECB総裁は理事会後の会見で、ユーロ圏金利について当面変更される可能性

は低いとの見方を示した。

 この日は、フランスとスペインが総額107億9000万ユーロ(152億2000万

ドル)の国債を発行したが、市場は比較的順調に消化した。

 ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアイルランド格下げを受け、アイルランド

国債が一時、独連邦債をアンダーパフォームした。ムーディーズは同国の格付けを従来の

「AAA」から「Aa1」に引き下げた。アウトルックは「ネガティブ」としている。 

 ロイターのチャートによると、アイルランド国債10年物と独連邦債10年物の利回り

格差は一時234bpに拡大。その後前日と同水準の229bpに縮小した。

 

原文参照番号[nL2878472](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した

記事でも380日以内であれば[ID:nL2878472]でご覧になれます。なお、契約の内容よっ

ては、原文がご覧いただけない場合もあります)

 
 

株価検索

会社名銘柄コード
 

ロイターオンライン調査

写真

メセナ活動は利潤を追求することのみを念頭に置けば「無駄」とみることもできる。しかし、「無駄」が世の中を豊かにする例もないとは言えない。  ブログ 

  • 日本日本
  • アジア
  • 米国米国
  • 欧州
  • 東証1部 値上り率