ユーロ圏金融・債券市場・終盤=下落、ECB理事会が出口戦略着手を示唆
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.265 (+0.030) 0.400(0.447)
独連邦債2年物 1.319(1.325)
独連邦債10年物(12月限) 121.07 (‐0.18) 3.345(3.321)
独連邦債30年物 4.108(4.098)
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[ブリュッセル 5日 ロイター] ユーロ圏金融・債券市場は下落。欧州中央銀行
(ECB)のトリシェ総裁が1年物資金供給オペを延長しない可能性を示唆した。
独連邦債10年物利回りが上昇し、一時、9月以降初めて3.39%を上回った。
トリシェ総裁はECB理事会後の記者会見で、景気が上向いていることを示す兆候を認
識しているとし、1年物オペについて、12月の実施を最後に延長されないとの市場の見
方を「払拭する」ことはしないと語った。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の債券ストラテジスト、ハービン
ダー・サイアン氏は「トリシェ総裁の会見は、成長見通しを強調し、穏やかなタカ派的と
いえる内容だった。1年物オペを12月に実施後、延長はしないと強く示唆した。これは
一種の出口戦略だ」との見方を示した。
ECBは政策金利を予想通り1.0%に据え置いた。
独連邦債先物12月限FGBLc1は前日の清算値から24ティック安の121.01。一
時120.66まで下落した。
独連邦債利回りは大半が上昇。10年物EU10YT=RR利回りは前日比3.4ベーシスポ
イント(bp)上昇し3.351%となった。
同2年物EU2YT=RR利回りは前日比ほぼ変わらずの1.312%。一時1.38%まで
上昇した。
この結果、2・10年物の利回り格差は203bpに拡大した。
KBCのストラテジスト、ボブ・メイズ氏は「1年物オペの終了が12月理事会で正式
に発表されると予想している。それは出口戦略の始まりを意味する」と述べた。相場が安
値から戻したことを指摘し、これは市場でもある程度予想されていると話した。
この日は、イングランド銀行(英中央銀行)が金融政策委員会で資産買い入れプログラ
ムの総額を従来の1750億ポンドから2000億ポンドへ250億ポンド増額すること
を決定した。一部では500億ポンド増額されるとの見方が出ていたことから、決定を受
けて英国債は圧迫された。
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