UPDATE1: アジア通貨動向(8日)=ウォンとリンギ主導で総じて上昇、株高とユーロ高受け
[シンガポール 8日 ロイター] 8日のアジア通貨市場では、リスク志向が改善しソウル市場で海外勢による株買いが集中するなか、韓国ウォンが一時1%上昇したほか、マレーシアリンギも中銀の政策金利決定を前にユーロを追って上昇した。
この日は、ユーロが対ドルで2カ月ぶり高値に上昇、アジア株も1週間超ぶりの高値に上昇した。米企業決算への楽観的な見方が広がり、リスク許容度が高まったことが背景。
また、豪雇用統計が強い内容となり、豪ドルが上昇し、対米ドルと対円での他通貨の上昇を助けたこともユーロの支援材料となった。
韓国ウォンKRW=は、一時1%上昇し、1米ドル=1207.9ウォンと、6月29日以来の高値をつけた。ソウル株式市場で外国人投資家の買いが膨らんだことが背景。
ただその後、当局がドル買い介入に出る可能性が警戒されるなか、1210ウォン付近まで軟化した。輸入業者も決済のため、この水準付近でドルを買っており、ウォンの上値は重くなっている。
マレーシアリンギMYR=はドルに対して0.9%高の3.1915リンギまで上昇した。ユーロ高やアジア株高に追随している。ただ、その後やや利食い売りに押された。
あるトレーダーは「3.2000リンギを下回る水準でドル買いの動きがある」と指摘した。
投資家はこの日の中銀の政策金利決定を待っている。
CIMBインベストメント・バンクのストラテジスト、Suresh Ramanathan氏は「利上げなら、キャリートレード対象通貨としての魅力が増し、リンギは上昇するだろう。現時点ではバイアスは据え置きに傾いている」と語った。
ドル/人民元のノン・デリバラブル・フォワード(NDF)は、ユーロ/ドルEUR=の大幅上昇を受け、下落した。
ただ、世界経済見通しをめぐる不透明感から、一段のリスクテークに市場は慎重になっている。
ドル/人民元のNDF1年物CNY1YNDFOR=は、ビッドで6.6670元。1年後に人民元が1.65%上昇するとの見方を織り込んでいる。前日終値は6.6750元と、人民元が今後1年で1.54%上昇するとの見方を織り込んでいた。
スポットの人民元CNY=CFXSはドルに対して小幅上昇し6.7754元。中国人民銀行はこの日の人民元の対ドル基準値を6.7768元に設定した。前日は6.7781元だった。
先月の人民元の弾力化以降、人民元は0.8%近く上昇している。
*0457GMT(日本時間午後1時57分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。
シンガポールドル 1.3830
台湾ドル 32.086
韓国ウォン 1210.70
タイバーツ 32.43
フィリピンペソ 46.36
インドネシアルピア 9065.00
インドルピー 46.86
マレーシアリンギ 3.2010
人民元 6.7760
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.


ソーシャルメディア特集
自動車産業の未来
環境特集
日銀特集