アジア通貨動向(23日)=ウォン主導で上昇、欧州経済指標や米企業決算を材料視
[シンガポール 23日 ロイター] 23日のアジア通貨市場は、韓国ウォン主導で上昇。欧州の堅調な経済指標や米国企業の好業績を受け、アジア全般に株式が上昇した。
市場では、きょう発表される欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)では大半がパスすると見込まれ、アジア通貨を支援すると見込んでいる。
ウエストパックのストラテジスト、ショーン・キャロウ氏は、ストレステストの結果を懸念する声は市場には届いていないとした上で、「テストの良好な結果を織り込んでおり、米国株式市場や企業業績に反応することになる」と述べた。
韓国ウォンKRW=は対ドルで、一時0.9%高の1192.9ウォンと10日ぶり高値をつけた。その後、輸入筋のドル買いや当局の介入懸念で1197ウォンまで下げた。またストレステストの結果発表を控え、上値を追う参加者もいなかったという。
フィリピンペソは0.3%上昇の1ドル46.37ペソ。海外市場からのリスク選好が続き、ノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場でドル/ペソPHP1MNDFOR=は全般に下落している。1カ月物NDFは前日終盤の46.60ペソから46.50ペソに下落した。
オンショア市場でのドル/ペソの1カ月物フォワードは46.516ペソとなり、前日の46.684ペソから下落。NDFとのスプレッドは84ポイントから16ポイントに縮小した。
ドル/人民元CNYNDFOR=NDFは、1カ月ぶり高値水準で推移。中国当局が今週、香港での人民元建て金融商品の販売を解禁したことを受け、NDF市場に代わる受け渡し可能な市場が香港で発展するとの思惑につながっている。
1年物NDFは6.6980元。前日は1カ月ぶり高値の6.6970元となっていた。
タイバーツは小幅上昇し1ドル32.25バーツ。アジア通貨や株式の上げに追随している。
*0520GMT(日本時間午後2時20分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。
シンガポールドル 1.3722
台湾ドル 32.115
韓国ウォン 1195.60
タイバーツ 32.23
フィリピンペソ 46.39
インドネシアルピア 9045.00
インドルピー 46.98
マレーシアリンギ 3.1980
人民元 6.7763
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