シドニー外為・債券市場=豪ドルは4カ月ぶり安値、債券先物は急伸
[シドニー 5日 ロイター] 5日のシドニー外国為替市場の豪ドルの対米ドル相場
は、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策金利の据え置きを発表した際の
声明で、金融政策のバイアスをより緩和的な方向に移行する余地があるとの見方を表明、
将来的な利下げの道が切り開かれたことを受け、4カ月ぶり安値に下落した。
RBAは政策金利を7.25%に据え置いたが、需要鈍化は金利が今後数カ月以内に低
下する可能性があることを意味するとけん制した。
対米ドル相場は声明発表前の1豪ドル=0.9280米ドルから、0.9215米ドル
と4月14日以来の安値に下落。前日終盤の0.9312―0.9315米ドルを1%下
回った。
市場は9月にも25ベーシスポイント(bp)の利下げがあることを完全に織り込もう
と動き、短期証券や債券の相場が急伸した。その時点での利下げが実現すれば、7年ぶり。
金融先物市場はまた、需要が急速に鈍化する兆しが出る中、今後1年以内に約90bp
の利下げがあることを織り込んでいる。
TD証券のジョシュア・ウィリアムソン氏は「債券は利下げを織り込むため、急伸した。
豪ドルはそれに反応して下落している」と説明。
「RBAはインフレにより、経済の過熱リスクよりも減速リスクの方が大きくなってい
るということを認識している。9月にはまず、25bpの利下げに踏み切ると予想してい
る」と述べた。
利下げ観測が強まったことから、豪ドルの対米ドル相場は7月中旬につけた25年ぶり
高値、0.9851米ドルから、6%超下落した。
米豪両国債の利回り格差は前日の366bpから、349bpと昨年12月中旬以来の
水準に縮小した。
対円相場は1豪ドル=99円71銭と、2カ月ぶり安値に下落した。
商品相場の下落も豪ドル相場を圧迫した。
豪債券先物は急伸。短期債の上昇ペースが長期債を上回り、長短国債の利回り格差は一
段と拡大した。先月までは、市場が短期金利の上昇を織り込み、短期債の利回りが長期債
を上回る状態が続いていた。
〔豪ドル/米ドル〕
0610GMT 0.9222
0200GMT 0.9271―0.9275
前営業日終値 0.9312―0.9315
〔10年債先物9月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0610GMT 93.985(+0.015)
0200GMT 93.955( 0.015)
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