シドニー外為・債券市場=豪ドルは一時7カ月ぶり安値、債券は堅調
[シドニー 13日 ロイター] 13日のシドニー外国為替市場の豪ドル相場AUD=
は、対米ドルで7カ月ぶりの安値をつけたほか、対円AUDJPY=Rでも4カ月ぶりの安値に
下落した。高利回り通貨・豪ドルのロングポジションを解消する投資家が増えていること
が背景。
世界的な景気減速が商品需要を減らす懸念から金塊、金属、原油相場が軒並み続落した
ことも豪ドル相場をさらに損ねた。
国際的な商品指数であるロイター・ジェフリーズCRB指数.CRB(19商品の先物相
場で構成)は12日に0.3%下落。過去3営業日では4%近く下げている。
豪ドルの対米ドル相場は午後4時10分(0610GMT)時点で1豪ドル=
0.8670―75米ドルと、前日のシドニー市場終盤の0.8739―41米ドルから
0.8%下落している。一時は1月22日以来の安値となる0.8590米ドルをつけた。
対円では1豪ドル=92円66銭の安値をつけた。投資家らは円を借りて豪ドルに投資
するロングポジションを巻き戻した。
アナリストらによると豪ドルの対円での下落は今後数日間で勢いを増す公算が大きい。
豪準備銀行(RBA、中央銀行)が9月に大幅利下げに踏み切るとの観測が根強く、高利
回りという豪ドルの魅力が幾分薄れている。ウエストパックの主任通貨ストラテジスト、
ロバート・レニー氏は「日本の個人投資家は金利や通貨が上昇している地域の通貨を買う
傾向がある。しかしニュージーランド(NZ)ドル・円や、より最近では豪ドル・円では
これらの必要条件はどちらも満たされていない。短期的にはより多くの売りが出るおそ
れがあり、われわれは豪ドル・円とNZドル・円についてはショートポジションを推奨す
る」と述べた。
最新の豪経済統計では経済活動が若干盛り返したことが示されたが、9月に最低でも
25ベーシスポイントの利下げがあるとの市場の見方にはほとんど影響しなかった。
豪債券先物は堅調。安全への逃避の買いに加え、RBAが今後数カ月以内に利下げする
との見方が強まっていることが相場を押し上げた。スイスの金融大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が
50億ドルの評価損を新たに計上したほか、JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)が今四半期
に15億ドルの損失を被ったと明らかにしたことを受けて信用収縮の影響が改めて懸念さ
れ、資金が株式から債券に流れた。
〔豪ドル/米ドル〕
0610GMT 0.8670―0.8675
0200GMT 0.8608―0.8610
前営業日終値 0.8739―0.8741
〔10年債先物9月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0610GMT 94.180(+0.015)
0200GMT 94.180(+0.015)
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