アジア通貨動向(3日)=ルピアが利食いで下落、シンガポールドルは上昇
[シンガポール 3日 ロイター] 3日のアジア通貨市場では、インドネシアルピアが利食い売りで下落。マレーシアリンギもユーロに連れて軟化している。
ユーロEUR=は一時、対米ドルで1週間ぶり安値をつけたが、その後はやや持ち直している。
ルピアは1%安の1米ドル=1万0300ルピアまで下げた後、1万0220ルピアまで回復した。インドネシア中銀が0.25%ポイントの利下げを実施したことに対しては、市場はほとんど反応しなかった。
あるディーラーは「ドル/ルピアはビッド気味だ。オフショア市場では、週末やインドネシアの大統領選挙を控え、(ルピアの)ポジションが解消されている」と述べた。
一部のトレーダーは、インドネシア中銀がルピアを支えるため、若干のドル売り介入を実施した可能性があるとみている。
ルピアは今年になってアジア通貨の中で最も好調なパフォーマンスを示しており、3月初めから約17%上昇している。
ドル/ルピアのノンデリバラブル・フォワード6カ月物IDR6MNDFOR=は1万0605ルピアに上昇し、現在の水準から3.5%ルピアが下落することを織り込む水準となった。前日は3.3%のルピア下落を織り込む水準だった。
シンガポールドルSGD=は0.3%高の1米ドル=1.4505シンガポールドル。米ドルがオーバーナイトで幅広く上昇したことでシンガポールドルは下落したが、投資家がアジア時間に安値を拾った。
シンガポールのあるトレーダーは「米ドル/シンガポールドルはオーバーナイトでストップを巻き込み1.4560シンガポールドルまで上昇したが、その後、米ドルを買い持ちにしていた投資家による利益確定の売りで1.4520シンガポールドルまで下落した」と述べた。
アナリストによると、シンガポール経済が依然、リセッション(景気後退)から抜け出せないなか、シンガポールドル高抑制に向けた通貨当局の介入が懸念されており、シンガポールドルの目先の上値余地は限定的。
シンガポールドルは3月上旬以降、7%上昇した。
*0641GMT(日本時間午後3時41分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4498
台湾ドル 32.882
韓国ウォン 1265.70
タイバーツ 34.05
フィリピンペソ 48.10
インドネシアルピア 10210.00
インドルピー 47.99
マレーシアリンギ 3.5200
人民元 6.8323
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