UPDATE1: アジア通貨動向(5日)=ウォンとシンガポールドルが上昇
[シンガポール 5日 ロイター] 5日のアジア通貨市場では、ドルが軟調な中、韓国ウォンとシンガポールドルが上昇した。一方、インド準備銀行(中央銀行)が先週末2日に予想外の利上げに踏み切ったことを受け、ドル/ルピーのプレミアムは1週間ぶりの高水準をつけた。
ドルはほぼ2カ月ぶりの安値水準で推移し、ユーロは一服商状となっている。
ウォンの対ドル相場KRW=は一時0.8%上昇し、1218.4ウォンをつけた。投資家がドルの買い持ちポジションを巻き戻したことに加え、輸出業者の決済需要が膨らんだ。
ただ、世界経済が二番底に陥るリスクが意識され、上値は限られた。韓国の銀行ディーラーは「現時点でウォンが1220を突破してウォン高方向に強含むとみる自信はない。しかし1240が下値支持線になっており、一部にユーロの一段高観測もあることから、ウォンの上昇余地はある」と指摘した。
オンショアの1年物ドル/ルピーのプレミアムは、2日に中銀が市場の引け後に予想外の利上げを実施したことから、1週間ぶり高水準をつけた。
1年物のプレミアムINR1Y=は146ポイントまで上昇した。前日終値は132.25ポイントだった。
市場は7月27日の政策会合で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されると予想している。少数ながらも、50bpの利上げを予想する向きもある。
スポットのルピーINR=INはドルに対して46.675─46.82ルピーの間を推移している。
ドルが主要通貨に対して6週間ぶり低水準近くで推移するなか、シンガポールドルSGD=は米ドルに対して1.3515シンガポールドルに上昇した。
あるシンガポールのトレーダーは「米ドル/シンガポールドルは現在若干高水準で、ユーロ/シンガポールドルも若干高水準だ」と指摘した。
ドル/人民元のノン・デリバラブル・フォワード(NDF)は1週間ぶり安値から反発した。
人民銀行はこの日の基準値を6.7733元に設定。2日は切り上げ以降の最高値となる6.7720元に基準値を設定した。
ある市場関係者は「売りと買いの圧力はかなりバランスが取れている。現在の基準値の強さは、今後基準値がその分だけ軟化する余地があることを示している」と語った。
3カ月物NDFCNYNDFOR=は、2日の1週間ぶり安値となる6.7650元から6.7715元に反発した。市場が織り込む今後3カ月の人民元上昇率の予想は0.10%から0.03%となった。
1年物NDFは6.6630元から6.6730元に上昇。1年後、人民元が1.5%上昇するとの見方を織り込んでいる。
スポットの人民元は、弾力化以降ドルに対して約0.8%上昇した。
*0634GMT(日本時間午後3時34分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。
シンガポールドル 1.3904
台湾ドル 32.200
韓国ウォン 1222.35
タイバーツ 32.40
フィリピンペソ 46.45
インドネシアルピア 9058.00
インドルピー 46.70
マレーシアリンギ 3.2130
人民元 6.7725
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