東京外為市場・午後3時=ドル81円前半、短期筋の利食いで9カ月ぶり高値から反落

2012年 02月 27日 15:57 JST
 
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           ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在    81.15/17  1.3445/49  109.11/15
正午現在       81.12/14  1.3449/53  109.10/16
午前9時現在    81.47/49  1.3466/70  109.72/75
NY午後5時    80.96/04  1.3446/50  109.04/09
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 [東京 27日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点
に比べややドル高/円安の81円前半。短期筋の買いで早朝に一時81.66円と9カ月
ぶり高値をつけたが、その後は利食い売りに押される展開となった。ユーロ/円も朝方に
109.95円と110円に迫ったが、その後は失速した。市場では円が売られやすい状
況が続いているが、円高トレンドが転換したと判断するには時期尚早との見方が目立つ。

 <ドル>

 ドル/円は、昨年5月末以来の高値81.66円から一時80.98円付近まで下落。
早朝は81.50円にあったオプションバリアを上抜けたことで、ドル高に弾みがついた
が、その後は上値の重い展開となった。

 売買の主体は海外短期筋とみられる。ドル/円をめぐっては、こうした海外勢のフロー
に加え、原油価格の上昇や液化天然ガス(LNG)に絡んだ輸入企業のドル買い需要も相
場をサポート。投機筋の買いの回転も効いているもようで、一方、上値を抑える要因とな
る輸出企業の売りはそれほど目立っていない。

 市場では、次の上値のめどとしては昨年5月下旬に何度かトライして跳ね返されている
82.30円付近が意識されているが、上昇ペースが速いだけに目先のスピード調整を指
摘する声も多い。82.30円や82円半ばにはストップが観測されている。

 円高トレンドは転換したのか。専門家の中ではトレンド転換と判断するには時期尚早と
の見方が目立つ。

 みずほコーポレート銀行マーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏は「基調的な円安局面
の必要条件とも考えられる『日本人による円売り』が活発化している様子は今のところう
かがえない」と指摘。その上で「IMM通貨先物などに見られる投機的な円売りは金融危
機後、3カ月以上続いたことがなく、円買い持ちの現状からすれば道のりは長い」などと
して「貿易赤字に絡んで需給面から円安圧力が増しているのは事実だが、それ以外に確固
たる円安要因を見つけるのは難しい」との見方を示した。

 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組(2月21日まで
の週)によると、円の買い越しは1万7257枚と先週の2万9459枚から減少してい
る。

 唐鎌氏は日米金利差からの議論についても「直近1年間の日米2年金利差とドル/円相
場の関係から単回帰分析によって推計値を導出してみても78.5円プラスマイナス1円
程度で、足元の円安傾向はやや性急さが感じられる」と疑問を呈し、さらに「日米2年金
利差は金融危機後、米金利が大きく上昇する局面であっても1%の壁に阻まれてきたとい
う経緯もある。過去5年に渡る円高トレンドの終了をうたうのであれば、せめてこの金利
差の壁は越えた上で議論を進めなければ安心はできない」とも付け加えた。

 住友信託銀行マーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏も「日本と米国の相対的な物価
スピードはまだドル安を示唆しており、米国の量的緩和第3弾(QE3)の可能性もまだ
完全になくなったわけでもない」と述べ、トレンド転換には否定的な見方を示している。

 <ユーロ>

 ユーロ/円は4カ月ぶり高値109.95円から108.94円まで約1円下落したが、
その後はやや戻している。ユーロ/ドルも1.3480ドル付近から一時1.3135ド
ルまで軟化したが、その後は小幅に切り返している。
  
 <豪ドル>

 ギラード豪首相が前倒しで実施された27日の党首選で、73対29でラッド前首相に
勝利したとシドニー・モーニング・ヘラルド紙が報じたことをきっかけに、豪ドル/米ド
ルは一時1.0658米ドル付近まで下落した。「ギラード勝利と伝わったので、豪ドル
売りが進んだ。政党内で人気があっても、国民の人気がいまひとつだからだろう」(外銀)
との声が聞かれた。

 <G20>

 メキシコで開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は26日、
欧州債務危機の収束と波及防止に向け、ユーロ圏の金融安全網の拡充を求めるとともに、
それを前提に国際通貨基金(IMF)の資金基盤の増強を4月会合で具体的に協議するこ
とを確認する声明を採択した。

 声明では、世界経済と金融市場の動向について明るい兆候を指摘する一方、先行き下振
れリスクの高さも明記。最近の原油価格上昇への懸念も表明した。為替市場の反応は限定
的だった。

  (ロイターニュース 志田義寧)
 
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