日本の格付け、政権交代後の政策運営を注視=ムーディーズ

2009年 06月 23日 18:39 JST
 
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 [東京 23日 ロイター] 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスでアジアを担当するシニア・バイスプレジデントのトーマス・バーン氏は日本の格付けについて、総選挙で与野党どちらが勝利しても財政再建の「実効性がカギになる」と述べた。

 また、ソブリンリスクグループ・マネジングディレクター、ピエール・カイルトゥ氏は都内で会見し、米国のトリプルA格付けは「現時点で安全」との見方を示した。

 カイルトゥ氏は会見で、米国のトリプルA格付けは「トリプルAのレンジ内で下方に推移したが、レンジ内に収まっている」状況だと指摘。米政府の支出抑制など債務管理能力、主要な外貨準備である基軸通貨としての地位を失うようなことがあれば、格下げはあり得るとしながら「トリプルA格付けは現時点で安全。ドルが現在のステータスを失うようなことは起こらないと見ている」と述べた。

 同氏はその理由として、米国の政府債務は増加しているものの、経済危機以前の債務水準が国内総生産(GDP)対比で38%程度と「低いレベルから(債務増加が)始まった」こと、今回の経済危機の震源地でありながら2010年はプラス成長が見込めるなど「目に見える形で景気回復の兆候が見られている」ことなどを挙げた。さらに、米政府は80年から90年代にかけて歳出削減や増税を成し遂げてきたとして、「増税や歳出削減に固い決意を持っている」点も指摘した。

 一方、会見に同席したバーン氏は、日本のAa2格付けは継続するとしながらも、現状は「小泉元首相の財政再建路線、2011年度までの基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標などがリセットされた。将来の政策がどうなるのかを見ている」と指摘。次回の総選挙で与野党どちらが勝利しても、財政再建の「実効性がカギになる」とした。

 
 
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