アジア通貨動向(22日)=ペソやウォンが下落、株安とリスク回避で
[シンガポール 22日 ロイター] 22日午前のアジア通貨は、前日に続いて下落。米景気後退懸念の高まりと株安に圧迫されており、韓国ウォン、フィリピンペソ、インドネシアルピアが下げを主導している。
アジア株式市場も引き続き下げており、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)のアジア太平洋株指数(日本を除く).MIAPJ0000PUSは、前日の6%安に続いて2.4%低下した。
米国が景気後退局面に陥ることへの懸念やブッシュ米大統領の景気刺激策に対する失望を背景に、高リスク・高利回り資産から資金が逃避、円が上昇して対米ドルで2年半ぶりの高値をつけた。
ウォンKRW=は、ソウル株式市場.KS11下落の流れを受け、14カ月半ぶりの安値となる1米ドル=955.6ウォン。
フィリピンペソPHP=は、投資家のリスク回避の動きを背景に、1米ドル=41.58ペソと3週間ぶり安値に下落。
マニラのトレーダーは「(ペソの下落は)株が主な要因ではなく、新興国市場の資産に対する世界的なリスク回避の動きが主因だ」と指摘した。
インドネシアルピアIDR=は0.5%下落。その他のアジア通貨の下げ幅は比較的小規模にとどまっている。
アナリストは、株式市場で外国人投資家による大量の売りが見られているウォンなど一部のアジア通貨が、その他のアジア通貨と比べて、より不安定であると指摘。ウォンの下落は、より強い経済のファンダメンタルズに支援されているペソなどの通貨と比べ、長引く可能性があるとの見方を示している。
JPモルガンのアナリストは顧客向けのリサーチノートの中で「われわれの中期的な方向性は引き続き、ウォン/米ドル売りに傾いている。最近のペソの下落は一時的なものとみている」と述べた。
*0256GMT(日本時間午前11時56分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4487
台湾ドル 32.475
韓国ウォン 952.80
タイバーツ 33.17
フィリピンペソ 41.37
インドネシアルピア 9487.00
インドルピー 39.56
マレーシアリンギ 3.2990
人民元 7.2350
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