アジア通貨動向(25日)=小動き、シンガポールドルが介入の観測で伸び悩み
[シンガポール 25日 ロイター] 25日午前のアジア通貨市場は総じて小動き。シンガポールの消費者物価指数(CPI)発表を控え、シンガポール金融管理局(MAS)が市場介入を行っているとみられており、シンガポールドルSGD=が伸び悩んでいる。
シンガポールドルは一時1米ドル=1.4052シンガポールドルと、22日につけた11年ぶり高値まで上昇した。ディーラーは、MASが一段のシンガポールドル高を抑制するため介入に動いているとみている。それでも、当局が通貨上昇によってインフレ抑制を図るなか、ディーラーは、心理的に重要な水準である1.40シンガポールドルを近いうちに抜けると予想している。
2007年12月のシンガポールのCPI上昇率は前年比4.4%と、25年ぶりの高水準を記録。1月のCPIは0500GMT(日本時間午後2時)に発表される。
あるトレーダーは「きょう発表のCPIは強い内容となる見通しだ」と述べ、1.4050シンガポールドルを抜ければ、1.4030シンガポールドルが一時的な支持水準になる可能性があると付け加えた。
台湾ドルTWD=TPは1米ドル=31.309台湾ドルと、前週末の取引終盤から約0.6%上昇。台湾総統選の候補者らが週末に、台湾と中国間の直行便を増大する方針を示したことが背景。
韓国ウォンKRW=はソウル株式市場の上昇を背景に、一時1米ドル=946.6ウォンに上昇。ただ、アナリストは、海外投資家が株を売っており、ドル相場を支援する可能性があるとみている。
人民元CNY=CFXSは1米ドル=7.1431―7.1446元のレンジ取引となっている。ただ、アナリストは、中国人民銀行(中央銀行)が22日、経済のバランスを改善させるために人民元の役割を拡大する方針を示したことを受け、人民元の上昇ペースが加速すると予想している。
UBSのアナリストはリサーチノートの中で「今年と来年の人民元の上昇率は引き続き、8―10%前後となる見通しだ」としている。
フィリピン市場は祝日で休場。
*0255GMT(日本時間午前11時55分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4050
台湾ドル 31.311
韓国ウォン 947.20
タイバーツ 32.29
フィリピンペソ 40.25
インドネシアルピア 9170.00
インドルピー 40.05
マレーシアリンギ 3.2160
人民元 7.1438
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