アジア通貨動向(24日)=総じて下落、中銀の動きを注視
[シンガポール 24日 ロイター] 24日午前のアジア通貨は総じて下落。原油高
への懸念が重しだが、中銀が相場の変動を抑制するために介入するとの観測を背景に下値
は限定的とみられている。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、慎重な展開
になる見通しだ。
フィリピンペソPHP=は約0.3%下落し1ドル=44.73ペソ。
タイバーツTHB=THはおよそ0.5%下落し、1ドル=33.56バーツで推移してい
る。ディーラーらは、中銀の行動を予想している。
バンコクのあるトレーダーは「バーツはほかのアジア通貨に追随している。タイ中銀は
相場の安定化を図るだろう」との見方を示している。
タイ中銀は最近、ドル売り介入を実施している。アチャナ中銀副総裁は前週ロイターに
対し、為替に過度の動きがあれば行動すると述べた。
韓国ウォンKRW=も原油高の影響を受けやすいが、この日は当局の口先介入を受けて
0.8%高の1米ドル=1030.4ウォンまで上昇。韓国企画財政省高官は、為替相場
の動きが消費者物価の安定につながるよう望むと述べた。
米原油先物CLc1は23日通常取引での上昇を拡大し、1バレル=137ドルを上回る
水準まで上昇。
OCBC銀行の為替ストラテジスト、エマニュエル・ング氏は「オーバーナイト取引で
の原油価格上昇は、きょうのアジア株式市場がまちまちとなっていることに加え、さらに
ネガティブな材料となるかもしれない」とした上で「アジア通貨へのリスク選好度は、イ
ンフレ懸念や同地域の政治的リスクを背景に、引き続きかなり慎重なものとなる可能性が
ある」と指摘した。
インドネシアルピアIDR=は1米ドル=9265─9272ルピアの狭いレンジ取引と
なり、前週末20日につけた6週間ぶり高値の同9250ルピアから下げている。
在ジャカルタのトレーダーは「相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)と声明発表を
待っている」と述べた。
24─25日開催のFOMCでは、政策金利の据え置きが広く予想されているが、今後
の金融政策の動向を見極めようと、金利決定と同時に発表される声明に注目が集まってい
る。
シンガポールドルSGD=は1米ドル=1.3699シンガポールドルに下落。前日には
2週間ぶりの高値となる同1.3632シンガポールドルをつけていた。
マレーシアリンギMYR=は1米ドル=3.2630─3.2660リンギのレンジで小
動き。
人民元CNY=CFXSは、前日につけた切り上げ後の最高値である1米ドル=6.8680
から下落し、同6.8745元をつけた。
*0333GMT(日本時間午後零時33分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は
次の通り。
シンガポールドル 1.3682
台湾ドル 30.442
韓国ウォン 1034.00
タイバーツ 33.55
フィリピンペソ 44.65
インドネシアルピア 9270.00
インドルピー 42.97
マレーシアリンギ 3.2645
人民元 6.8734
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