欧州市場サマリー(13日)
1350GMT 12日
ユーロ/ドルEUR= 1.4672 1.4706
ドル/円JPY= 112.21 112.20
ユーロ/円EURJPY= 164.66 165.02
13日終値 前営業日終値
株 FT100 6364.2(‐195.6) 6559.8
クセトラDAX 7928.31(‐147.81) 8076.12
金 現物午後値決め 800.70 814.00
ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 95.400 (‐0.055) 3.851(3.798)
独連邦債2年物 3.674(4.005)
独連邦債10年物(3月限) 113.21 (+0.11) 4.304(4.338)
独連邦債30年物 4.620(4.641)
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<為替> ドルがユーロに対して上昇。11月の米小売売上高と米卸売物価指数が予想
を大幅に上回ったことを受けた動き。
<株式> ロンドン株式市場は急反落。前日発表された欧米中銀の流動性供給策にもか
かわらず、信用収縮懸念から売りが膨らんだ。
FT100種総合株価指数.FTSEは1日の下げ率としては8月16日以降で最大。
前日米連邦準備理事会(FRB)は、他の中央銀行と協調し、短期金融市場の圧力緩和
に向けた緊急流動性供給策を発表した。
リーマン・ブラザーズLEH.Nの四半期決算が予想を上回ったことを受け、相場は一時
やや持ち直した。ただ、この日は銀行株の下げが特に目立ち、指数を52ポイント以上押
し下げた。
ノーザン・ロックNRK.Lは13%超下落。クレジット関連のエクスポージャーで2億
8100万ポンド(5億7400万ドル)の評価損を計上すると発表したことが嫌気され
た。
HBOSHBOS.Lは8.2%安。信用収縮を理由に1億8000万ポンドの評価損を計
上することを明らかにした。
バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.9%安、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RB
S)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.2%安、ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.4%安、アライアンス&レスタ
ーALLL.Lは5.5%安、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.6%安となった。
レントキル・イニシャル(RTO.L: 株価, 企業情報, レポート)は22.1%安。リテール・トレーディングの低迷が
利益を圧迫するとの見通しを示したことが嫌気された。
欧州株式市場は大幅反落。金融機関が信用収縮による評価損を完全に開示していない可
能性をめぐる懸念が高まり、金融銘柄が売られた。非鉄金属価格の下落を受け、鉱山株も
値を下げた。
前日には5中銀がクレジット市場のひっ迫緩和に向け流動性供給策を発表したことが支
援材料となったが、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)とワコビアWB.Nが第
4・四半期に追加評価損を計上する可能性を警告したことに圧迫された。CMCマーケッ
ツのトレーダー、ビクトリア・サベージ氏はリサーチノートのなかで「楽観的な見方は後
退し、流動性懸念が再び高まった」と指摘した。
FTSEユーロファースト300種指数.FTEU3は36.60ポイント(2.37%)
安の1509.82と、12月4日以来の低水準で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは98.71ポイント(2.21%)安
の4370.76。
英住宅金融最大手HBOSHBOS.Lは8.2%安。信用収縮による評価損1億8000
万ポンド(3億6770万ドル)を計上することを明らかにした。ベアー・スターンズは
リサーチノートのなかで「こうした評価額の調整は、予想を上回り、HBOSの純資産価
値は約2%低下する」との見方を示した。また、「2008年の見通しは厳しい」と予想
し、住宅市場が直面する問題を考慮すると、住宅金融機関の経営環境は非常に困難となる
と指摘した。
HBOSの投資判断を引き下げたNCBは、英国の住宅ローン市場の減速を勘案すると
「08年の見通しは高すぎる」としたほか、「配当の伸びは大幅に鈍化する可能性が高い」
との見方を示した。
英ノーザン・ロックNRK.Lは13.3%安。クレジット市場へのエクスポージャー関
連で2億8100万ポンド(5億7400万ドル)の評価損を発表した。
ABNアムロのアナリストはリサーチノートのなかで、中銀による協調対策が信用収縮
の解決につながるとの見方がこの日は後退し、リスク回避志向が戻ったと指摘した。
コメルツ銀行は商品リサーチノートのなかで「非鉄金属への圧力が高まっている。米景
気の減速予想が市場に影を落としている。同市場の軟調は数カ月続く」との見方を示した。
鉱山株ではリオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)が6.4%、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)が6%、アング
ロアメリカンAA.Lが4%、それぞれ値を下げた。
<ユーロ圏債券> 小幅高。予想外に強い米小売売上高と米卸売物価指数(PPI)を
受け、今後の米金利引き下げ観測を見直す動きが広がった。
前日発表された中銀の緊急流動性供給策が、金融市場の流動性ひっ迫の緩和に寄与する
との楽観的な見方が弱まるなか、債券は序盤上昇した。
ただこの日発表された米経済指標が、インフレが依然政策担当者の主要懸念であること
を示唆し、債券を圧迫。11月の米小売売上高が1.2%増と、エコノミスト予想の
0.6%増の2倍となったほか、11月の米PPIも、ガソリン価格が過去最高の上昇と
なったことを背景に総合指数がプラス3.2%と34年ぶりの大幅な上昇となった。また
週間米新規失業保険申請件数が予想を下回った。
独連邦債先物3月限FGBLc1は一時、113.40まで上昇した。米経済指標の発表後
一時、112.85まで下落した。
ドレスナー・クラインオートの短期金利ストラテジスト、クリストファー・リーガー氏
は、米経済指標を受けて売りが出たが、市場を大きく動かしているのはファンダメンタル
ズ以外の要因だと指摘。不安定な値動きのなか、流動性や信用をめぐる懸念や年末に向け
たポジション調整が主な要因となっていると話した。
ディーラーによると、不安的な値動きのなか薄商いだった。
あるディーラーは、「市場が依然として、前日の中銀の緊急対策と年末に向けた動きに
よる影響を測りかねていることも要因」と指摘。手控え感が強いとし、リスクの高い投資
が大きく解消されていると話した。
[東京 14日 ロイター]
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