NY外為市場=円上昇、米景気懸念でリスク回避の動き広がる
ドル/円 終値 100.95/00
始値 100.96/98
前営業日終値 101.75/77
ユーロ/ドル 終値 1.5805/09
始値 1.5844/47
前営業日終値 1.5742/45
--------------------------------------------------------------------------------
[ニューヨーク 11日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場で円が全般的に上昇。
米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)の第1・四半期決算が予想外の減益となっ
たことで、米経済の健全性をめぐる懸念が高まり、リスク回避の動きが出た。
アナリストは4月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が26年ぶり低水準となった
ことも、米景気懸念の高まりにつながったと指摘した。
CMCマーケッツの外為チーフストラテジスト、アシュラフ・ライディ氏は「ベアー・
スターンズ級の企業救済ニュースがないというだけでシステミックリスクが低減したとの
見方が広がり、大方が油断していた」と指摘。「空虚な安心感がみられるが、最悪期を脱
したとみなすべきではない」と述べた。
米株の大幅な下落を受け、ドルは低利回り通貨の円やスイスフランに対して値を下げた。
アクション・エコノミクスの外為リサーチ部門代表、ロナルド・シンプソン氏は「GE
は米経済の代表株だ。GEの減益は米経済の弱さをめぐる懸念につながった。これがドル
を若干圧迫した。円に対する下げが特にきつかったのは米株の動向と大いに関連している
からだ」と指摘した。
ドル/円<JPY=>は1%安の100.76円。一時、100.66円まで下落した。ユー
ロ/円<EURJPY=>は0.5%安の159.53円。
ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%高の1.5827ドル。一時は、10日につけたロイタ
ーデータによる過去最高値1.5902ドルに迫る1.5855ドルをつけた。ただ、3
月の米輸入価格が予想以上に上昇したことで、インフレ圧力の高まりが再認識されて米連
邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測が後退し、ユーロの上値は重くなった。
アナリストは、市場はG7共同声明発表前にドル安を一段と進ませることには消極的だ
ったが、為替に関する文言は変化しないというのが大方の見方だと指摘した。
円はキャリー取引の巻き戻しでニュージーランドドルや豪ドルに対しても値を上げた。
ドル/スイスフラン<CHF=>は0.7%安の1.0014スイスフラン。ユーロ/スイス
フラン<EURCHF=>は0.2%安の1.5832スイスフラン。
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.





