NY外為市場=ドル対ユーロで最安値付近から戻す、政府のGSE支援策受け

2008年 07月 15日 06:27 JST
 
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 [ニューヨーク 14日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場でドルが対ユーロで過去最安値付近から上昇した。米政府が連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)の政府系住宅金融機関(GSE)2社に対する支援策を発表し、ドルに買いが入った。

 米財務省と連邦準備理事会(FRB)は13日、経営不安が指摘されているファニーメイとフレディマックに対し、必要に応じ融資および出資を行うなどの大規模な支援策を発表した。財務省は両GSEへの信用枠を一時的に拡大するほか、必要に応じ当局が両社の株式を取得する一時的な権限を保有する方針を示した。FRBは、両GSEに対し、必要であれば現在2.25%の公定歩合金利での連邦窓口貸出制度の利用を認めるとした。

 支援策は、米金融・住宅セクターの健全性に対する懸念緩和に寄与した。

 ドルは終盤までに、対ユーロでの上げ幅を一部縮小し、ユーロは対ドルで1.59ドルを超える水準まで回復した。ユーロ/ドル<EUR=>は終盤、0.2%安の1.5911ドルとなった。一時1.5842ドルまで下落した。

 ドル/円<JPY=>は0.1%安の106.10円。一時106.81円まで上昇した。

 ポンド/ドル<GBP=>は0.2%上昇し1.9940ドルとなった。

 

 著名投資家のジョージ・ソロス氏は14日、電話インタビューでロイターに対し、米経済がリセッション(景気後退)に直面するなか、GSE対策で米政府の債務拡大が見込まれ、今後もドルの地合いは不安定な状況が続くとの見通しを示した。

 米大手住宅ローン会社インディマック・バンコープIMB.Nが11日、業務を停止し米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれたことも要因となり、金融セクターをめぐる緊張がこの日も続いた。

 ドルの回復は、政府の支援策が、GSE2社の財務状態の健全性に対する投資家の懸念を十分に沈静化できるかどうかに依存しているとアナリストはみている。

 

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