アジア通貨動向(18日)=ペソが3週間ぶり高値、予想以上の大幅利上げで
[シンガポール 18日 ロイター] 18日午前のアジア通貨市場では、フィリピンペソ<PHP=>が1.3%上昇し、3週間ぶりの高値をつけた。フィリピン中央銀行が17日、市場の予想以上に大幅な利上げを実施したことが背景。
韓国ウォン<KRW=>は0.3%高。当局がドル売り介入を実施したとみられている。また、韓国銀行(中央銀行)当局者がウォン相場はファンダメンタルズを反映すべき、と発言したと伝えられている。
その他のアジア通貨は総じてレンジ取引。米原油先物CLc1が5ドル超下げたことや、米金融セクターをめぐる懸念が和らいだことを受け、米ドルが幅広い通貨に対して上昇している。
ペソは一時1米ドル=44.44ペソまで上昇した後、44.53ペソ付近に押し戻されている。
原油価格が1バレル=130ドル付近に下落したことも支援材料となっているが、トレーダーらは、ペソ上昇の主因はフィリピン中銀が17日に50ベーシスポイント(bp)の利上げを実施したことだと指摘している。マニラのあるトレーダーは、ペソはきょう44.25─44.75ペソでの取引になるとの見方を示し、「現在米ドル/ペソ相場のトレンドは大幅な調整過程にある」と付け加えた。
この日は上昇しているものの、ペソは年初来では7.3%下落している。
UBSのアナリストはリサーチノートで、ペソの短期的な見通しをより強気なものに修正したと述べた。
韓国ウォンは1米ドル=1009.75ウォンと堅調。市場関係者によると、外為当局がドル売り・ウォン買い介入を実施したとみられている。
また、ドル売り介入が実施される前に、中銀の当局者が、ウォンがファンダメンダルズを反映しなければ行動を取ると発言したと伝えられている。
米ドルが前日、対円<JPY=>で3カ月超ぶりの上げ幅を記録したことが、この日の台湾ドル<TWD=TP>の上昇を抑えているほか、シンガポールドル<SGD=>やマレーシアリンギ<MYR=>などの通貨も圧迫した。
リンギは0.3%安の1米ドル=3.24リンギに下落。アンワル元副首相が同性愛行為の容疑で逮捕されるなどの政治スキャンダルを受け、今週は下落基調が続いた。同氏は今回の事件について、自分の政界追放を狙ったでっちあげだと話している。
*0254GMT(日本時間午前11時54分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.3518
台湾ドル 30.332
韓国ウォン 1011.90
タイバーツ 33.42
フィリピンペソ 44.53
インドネシアルピア 9147.00
インドルピー 42.82
マレーシアリンギ 3.2385
人民元 6.8257
原文参照番号[nSP227828](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nSP227828]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.




お金が貯まる人の「財布」の共通点

