東京外為市場・15時=ドル105円後半、米金融安定化法の可決見込みは売り反応
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 105.77/82 1.4710/15 155.61/69
正午現在 105.80/85 1.4725/30 155.84/93
9時現在 106.07/12 1.4651/56 155.46/50
前日NY17時 106.19/24 1.4615/19 155.09/21
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[東京 25日 ロイター] 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5
時時点からドル安が進み105円後半で取引されている。米金融安定化法の可決見通しが
高まったことで、ドルは弱含みとなった。安定化法が可決し米国発の金融不安が緩和に向
かえば、投資家のリスク許容度が回復し、マネーフローは再び米国から流出するとの見方
だという。
この日の取引ではドルが下落した。米下院金融委員会のフランク委員長(民主党)が現
地時間の24日夜、民主党は金融安定化法案で合意したと表明。米ホワイトハウスも同日、
ブッシュ大統領と共和・民主両党の議会指導部が、金融安定化策の詳細を詰めるため、
25日1955GMT(日本時間26日午前4時55分)にホワイトハウスで協議すると
発表した。
市場では、議会通過に不透明感の強かった米金融安定化法案の可決見込みが強まったと
して「安心感からドルが売られている。(安定化法の可決見込みは)一見ドル買い材料だ
が、実際には売りに動く向きのほうが多かった」(外銀)との声が出ている。
ドル/円は朝方の高値106.32円から一時105.69円まで下落。ユーロ/ドル
は同安値の1.4603ドルから1.4736ドルまで100ポイントを超える上昇とな
った。
ユーロ/ドル上昇の一因として、リビアの政府系ファンドがイタリアテレコムに出資を
検討しているとの英フィナンシャルタイムズの報道も話題となった。FT電子版によると、
出資規模は20―30億ユーロ程度。ユーロ/円も朝方の155円前半から半ばへ上昇し
た。
しかし市場では、金融安定化法の可決見通しが強まった後も、しばらく荒い値動きが続
く可能性を想定する声が出ている。最近の金融不安で銀行や機関投資家、ヘッジファンド
も含めた金融機関の体力は軒並み低下しており「ポジション解消や投げ売りが方向感なく
次々に飛び出してくる状況が続いている。ファンダメンタルズは関係ない」(別の外銀)
という。
日本の財務省が発表した朝方に発表した8月貿易統計速報によると、貿易収支は
3240億円の赤字となった。単月の貿易赤字は正月要因のある1月を除くと
1982年11月以来26年ぶり。対米輸出の大幅減少などで輸出が伸び悩む一方、エネ
ルギー価格の高騰で輸入が大きく膨らんだ。ロイターが事前に民間調査機関を対象に行っ
た調査では、予測中央値は4000億円の赤字だった。
クレディ・スイス証券経済調査部エコノミストの小笠原悟氏は「米金融セクターをめぐ
る不安は、資本勘定でのドル安/円高要因だが、経常勘定での赤字はドル高/円安要因と
いえる。市場では資本勘定のフローが経常勘定のフローを圧倒的に凌いでいるので、今回
の赤字は急激なドル安のバッファー(緩衝材)となるだろう」と話している。
財務省によると、8月の対米輸出はマイナス21.8%と80年1月以来最大の下落幅
だった。
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(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
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