貿易黒字こうみる:輸出数量・金額増で底割れ回避、年内の好転難しい=みずほ証 飯塚氏
<みずほ証券・シニアエコノミスト 飯塚尚己氏>
7月貿易統計の一番の注目点は、輸出が数量、金額ベースともに2カ月ぶりに増加したことだ。6月輸出はいずれもマイナスとなり、今後の輸出・生産動向に慎重な見方が増えていたが、底割れは回避されたとみている。といっても、年内は一進一退で停滞する状況が続くとみており、増加トレンドに転じるのは、早くて2009年1─3月期だろう。
年内で大きな材料は米国クリスマス商戦だが、株価下落による逆資産効果や雇用・所得環境の悪化、コストプッシュインフレによる実質購買力の低下などで期待できそうにない。欧州も厳しい状況で、米欧の景気後退を前提とすると、少なくとも年内の好転は難しいとみている。
(東京 21日 ロイター)
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