為替こうみる:ユーロは金利格差と為替相場の相関が低下、英ポンドは下落余地も=JPモルガン銀 棚瀬氏

2008年 12月 4日 10:43 JST
 
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 <JPモルガン・チェース銀行 FXストラテジスト 棚瀬順哉氏>

 きょうは英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の利下げが確実視されている。為替相場へのインプリケーションについては、金利見通し格差と為替相場の相関関係が英ポンドについては残っているものの、ユーロについてはほとんど消失している。

 つまり、BOEが市場予想の100ベーシスポイント(bp)を上回る利下げを実施すれば、一時的に英ポンド売りにつながる可能性が高い。他方、大方の市場参加者はECBの下げ幅を75bpと見ているが、結果的に50bpになっても100bpになっても、ユーロ相場が大きく変動する可能性は低いだろう。

  

 今週は米ビッグ・スリー首脳が経営再建策に関して議会証言をすることが予定されている。経営再建策がすんなり議会を通れば、米国株にポジティブであり、円とドルにはネガティブとなるだろう。逆に議論が紛糾した場合には米国株にはネガティブとなり、リスク回避志向の高まりから、円とドルにはポジティブな流れとなるだろう。

 ドル/円相場については、綱引きということになるが、ドルと円が共に強い局面では、FFレート先物が米国のゼロ金利政策をまだ織り込んでいないことからも、米国の利下げ余地が注目され、金利面で円高余地がドル高余地を上回ると予想する。

 

 (東京 4日 ロイター)

 
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