UPDATE1: 東京外為市場・15時=ドル95円前半、クロス円の売り優勢で円が強含む
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
15時現在 95.22/27 1.2686/91 120.78/88
正午現在 95.32/37 1.2661/66 120.72/78
9時現在 95.37/42 1.2680/85 120.74/83
前週末NY17時 95.50/56 1.2691/97 121.22/32
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[東京 1日 ロイター] 午後3時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時
点から小幅円高の、95円前半で取引されている。欧州中央銀行(ECB)が4日に開催
する理事会で、事前予想より大幅な利下げを実施するとの憶測が浮上したことなどを背景
に、機関投資家によるクロス円の売りがみられたという。また、南アフリカの貿易赤字拡
大を受け、個人投資家の南アランド売りも散見され、全般に円が強含む流れとなった。
この日の取引では、感謝祭休暇明けで米国勢の参加が鈍るなか、為替市場は小動きに終
始した。東京市場終盤に、白川方明日銀総裁の講演内容が伝わったものの、為替市場の反
応は一時的かつ限定的なものに留まった。
白川総裁は1日、福岡市内で講演し、日本経済について、ここにきて停滞色が急速に強
まっているとの認識を示し、前週末に公表された経済データは鉱工業生産指数をはじめ厳
しい経済動向を示すものだった、と指摘した。金融政策運営については「経済・物価の見
通しとそのがい然性、上下両方向のリスク要因を丹念に点検しながら適切に行う」との方
針を維持した上で、「当面は景気の下振れリスクに注意を払うことが重要」と強調した。
ドル/円相場は、総裁発言前にきょうの安値95.17円付近だったが、発言後は一時
的に95.24円付近まで強含んだ。だが、早朝につけたきょうの高値95.65円には
及ばず、95.20円を挟んで一進一体の値動きとなった。
<ユーロ>
ユーロは4日開催のECB理事会で利下げ幅が75ベーシスポイント(bp)に拡大す
るとの見方が広がったことで、朝方はユーロ/円EURJPY=R売りが優勢となった。ユーロ
/円は一時120.16円まで下落し、朝方の高値121.45円から一円を越える下げ
を見せた。ユーロ安/円高の流れは、ドル/円相場にも波及し、ドルの上値が重くなっ
た。
日経平均株価.N225が一時200円超下落したことや、ユーロ建て債償還の可能性も
手がかりと指摘される。ある外銀筋は、ユーロ/円で輸出企業による売り遅れを指摘して
おり、目先は上昇しにくい展開を予想する。
「大幅利下げもしくはECBの利下げのテンポが速まれば、ユーロが先行して売られる
状況も考えられるが、かといって悪い材料がそろったドルに対して大幅に値を崩すことは
ないだろう」(外為専門業者)との指摘もある。
欧州連合(EU)統計局が11月28日に発表した10月のユーロ圏の失業率は7.7
%となり、前月の7.6%(7.5%から改定)から上昇した。ロイターがまとめたエコ
ノミスト予想の7.6%も上回った。こうした欧州経済の悪化を受け、ユーロ/ドルは2
8日、1.29ドル半ばから1.26ドル半ばに急落した。
ロイター調査によると、欧州中央銀行(ECB)は12月4日の理事会で主要政策金利
を少なくとも50べーシスポイント(bp)引き下げると予想されている。景気後退から
の脱却を狙う中、インフレ低下で利下げ余地ができたとみられている。
エコノミスト81人のうち56人は現在の3.25%から50bpの追加利下げを見込
んでいる。24人は75bpまたは100bpの利下げ、1人が25bpの利下げとの予
想を示した。金利水準の予想中央値は、3月までが2.0%、6月までが1.75%、9
月までが1.5%。2010年まで1.5%に据え置かれるとみられている。
<豪ドル、ロシアルーブル>
ロイター調査によると、豪準備銀行(RBA、中央銀行)は景気後退(リセッション
)を回避するため、12月2日の理事会で大幅な利下げに踏み切る見通し。政策金利と声
明の発表は2日0330GMT(日本時間同日午後零時30分)。
アナリスト20人を対象に行った調査では、政策金利を75ベーシスポイント(bp)
引き下げ、4.5%にするとの見方が大勢を占めた。2週間前の調査では50bpの利下
げが予想されていた。
2日の理事会については、一部で75bpを超える利下げを予想する声も出ている。
マッコーリーの金利ストラテジスト、ロリー・ロバートソン氏は「100bpの利下げ
の可能性がある」との見方を示した。豪中銀は、先の引き締め局面で6年かけて政策金利
を4.25%から7.25%まで引き上げた。
同氏の予想通り2日に100bpの利下げが決まれば、同国の政策金利はわずか3カ月
で引き締め前の4.25%に戻ることになる。
中銀は2001年の景気低迷局面で政策金利を4.25%まで引き下げ、景気後退を回
避したが、今回の金融緩和局面では3.5%まで利下げが行われるとの見方も出ている。
ロシアルーブルRUB=は1ドル=27.9165/30ルーブル。対ドルで弱含みがい
ており、足元は2006年3月以来の安値圏に下落している。ある外銀筋は、値動きに相
関性の高いユーロが前週末に急落したことやロシア中銀筋がルーブル安を容認したことな
どが手がかりと指摘する。
ロシア中央銀行は28日、通貨ルーブルの通貨バスケット(ユーロとドルで構成)に対
する変動幅をさらに拡大し、ルーブル安を容認した。中銀筋がロイターに対して「変動幅
はさらに拡大された」と認めた。中銀がルーブルの変動幅を拡大するのは今月に入り3回
目。ルーブルRUS=MCXは28日の取引で一時1通貨バスケット=31.27ルーブルま
で下落し、中銀が許容するルーブル相場の下限とされていた31.00ルーブルを下回っ
た。
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