UPDATE1: 東京外為市場・15時=ドル93円前半、株安やGS損失報道で円の買戻し進む

2008年 12月 2日 16:08 JST
 
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        ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在  93.08/13  1.2602/07  117.28/35

正午現在    93.55/60  1.2625/30  118.15/24

9時現在    93.20/25  1.2594/99  117.39/50

前日NY17時  93.13/16  1.2605/07  117.41/50

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 [東京 2日 ロイター] 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点

に比べてドル安/円高が進み、93円前半で取引されている。前日の米国株の急反落に加

え、日経平均.N225が前日比500円超安となったことや、米ゴールドマン・サックス<

GS.N>が近く発表する9―11月期決算で約20億ドルの赤字を計上するとの見通しを米

紙が報道したことなどを受け、円の買い戻しが進んだ。

 ドルは早朝に92.87円の安値をつけた後、仲値に以降も短期筋のドル買いに支えら

れ、93.83円の高値に達した。しかし、午後に入って日経平均が下げ幅を拡大したこ

とや、米ゴールドマン・サックスの赤字見通しが市場に広まったことなどで、ジリ安の展

開となり、93円ちょうど付近まで反落した。

 ユーロ/円は、豪ドル/円などと共に朝方買い進まれ、一時118.53円の高値をつ

けたものの、日経平均の下落で下げ足を速め、117.30円付近まで一円超下落した。

「アジア系中銀など短期筋のオペレーション中心の値動き」(信託銀)だという。

 2日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、米ゴールドマン・サック

スが近く発表する9―11月期決算で20億ドル程度の赤字を計上する見通しだと報じ

た。業界筋によると、ゴールドマンは未公開企業(プライベートエクイティー)投資や商

業用不動産などあらゆる分野で評価損を計上し、1株当たり損失が約5ドルと、市場予想

の平均の5倍強に達することが見込まれるという。

 市場では、ゴールドマンの11月期決算について、1999年の株式公開以来初めて四

半期ベースで赤字になることが取りざたされていた。

 

 <ビッグスリーの経営再建計画>

 

 ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nなど米ビッグスリー(自動車大手3社)が公的資

金による救済を求め、きょうまでに米議会へ提出する経営再建計画に、市場は関心を寄せ

ている。

 税金投入に対する世論が厳しいため、3社は傘下の車種ブランドや経営陣の報酬の削減

など大胆なリストラに加え、競争力のある新車開発など収益改善の道筋を示す必要に迫ら

れている。

 再建計画提示後の今週末から来週にかけて、米上下院で公聴会が開かれるよていで、議

論の行方も注目されている。

 「ビッグ3の再建計画提示後に、米株が売られるようであれば、円の買戻しが一段と進

むだろう」(邦銀)との声も聞かれ、「米株が下げ止まらないと、年初来安値

(90.87円)が視野に入ってくる」(別の邦銀)という。

 

 <ノックアウト・オプション>

 市場で90円割れを意識する参加者が増える中、欧米投資銀行がこれまで、本邦企業、

学校法人、輸入業者などに販売したデリバティブ商品が為替相場の波乱要因になるとの意

見がある。

 

 これらの商品は例えば、ドル/円相場が110円のときに、毎月1ドル=90円で10

0万ドルを10年間にわたって購入できるものだ。この商品には、スポット相場が一度で

も90円を割れると、毎月1ドル=120円で300万ドルを10年間購入するという条

項が付帯している。

 販売元の銀行はドルが90円に向かって下落する局面では、デルタ・ヘッジのドル買い

を実施するが、90円を割れた場合は、一気にドルを売ることになる。10月下旬にはこ

のメカニズムが働き、ドルが95円台から90円台へと急落した。

 「80―90円の間には、同様のノックアウトが並んでいるため、90円を割り込んだ

場合は、ドルの下落が加速することが予想される」とバークレイズ銀行・チーフストラテ

ジストの梅本徹氏は指摘する。

 

 

 <豪ドル>

 豪ドル/円は59.13/21円の気配、豪ドル/米ドルは0.6350ドル付近。豪

ドルは利下げ直後に対円、対ドルで下落したが、その後いったんは反発したものの、再び

軟調な展開となっている。

 オーストラリア準備銀行(RBA=豪中銀)は2日、政策金利のオフィシャル・キャ

ッシュ・レートを5.25%から100ベーシスポイント(bp)引き下げ4.25%と

した。

 利下げは過去4カ月で4回目。RBAは利下げ後のステート面とで、内需が大幅に鈍化

しているため、キャッシュ・レートのさらなる大幅な引き下げが必要だった、ことを指摘

した。

 一方で、過去数ヶ月間の大幅な利下げや、政府の財政政策の発動、及び豪ドルの大幅な

下落により、来年にかけては内需がサポートされるだろう、とし楽観的な見通しを同時に

示したことで、利下げによる豪ドルの際立った下落は回避された。

 「1%ポイントの利下げを歓迎するが、今後はこれまでの利下げが、どれほど早く、ど

れほどの規模で、実体経済に好影響をもたらすかだ」とニューサウスウェルズ商工会議所

CEOのケビン・マクドナルド氏は指摘する。

 他方、利下げの規模が小さすぎるとの声もある。

 「市場は利下げがわずか100ベーシス・ポイントだった事に若干落胆している。この

ことは現状がいかに特殊な状況なのかを物語っている」と豪マッコーリー銀行のシニア・

エコノミストのブライアン・レディカン氏は語る。

 
 

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