UPDATE1: 東京外為市場・15時=ドル93円前半、底堅いが上値も重い

2008年 12月 3日 15:24 JST
 
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       ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時   93.22/27  1.2705/10  118.46/50  

正午現在   93.47/52  1.2720/25  118.99/04

9時現在   93.13/18  1.2707/12  118.39/48

前日NY17時 93.27/30  1.2707/11  118.37/44

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 [東京 3日 ロイター] 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点

からほぼ変わらずの93円前半で取引されている。朝方は短期筋によるクロス円の売りか

ら、ドル/円も下落したが、その後は輸入企業による外貨買いも手伝って、円安方向へ切

り返した。しかし午後に入ると、欧州中銀(ECB)、英中銀(BOE)、ニュージーラ

ンド中銀の政策決定を明日に控え、ポジション調整が先行し、ドル/円とクロス円は再び

軟調な展開となった。

 また4日には、米自動車大手3社首脳の上院銀行委員会での証言も予定されており、

「ドルは底堅いが、上値も重いという奇妙な展開」(外為専門業者)だという。

 

 <ドル、方向感失う>

  

 市場では、欧州中銀(ECB)など主要中銀の金融政策発表や米自動車業界の救済策な

どをめぐる思惑などから不透明感が広がっており、動きにくい展開が続いている。

 朝方には、複数の米系金融機関がユーロ/円や豪ドル/円の売りを出したことで、ク

ロス円、ドル/円とも下落基調になったという。日経平均株価.N225は堅調だったが、

円売りはあまり進まず、逆にドル/円は何度か93円を割り込む局面もみられた。

 しかし、下値では輸入企業が買い支えているとみられており、「(93円から下値は)

比較的底堅い」(資本筋)との声も出ていた。

 

 <ビッグスリーと財政赤字懸念>

  

 米ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nは2日、最大180億ドルの融資・与信枠を政

府に要請した。内訳は融資が3月までに120億ドルで、今月中に40億ドルが必要とし

た。早急に40億ドルを調達できない場合、同社が破たんする恐れもあるとした。また、

クライスラーやフォード・モーター(F.N: 株価, 企業情報, レポート)も、事業計画を米議会に提出したうえで、事業

再編支援のためのつなぎ融資を要請した。

 米ビッグスリーの債務問題はドルの不安定材料だが、「経営再建策が議会を通過したと

しても、それでどこまで政府負担が広がるのかという懸念も残る」(外銀)という。

 米上院銀行委員会は2日、フォード(F.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゼネラル・モーターズ(GM)GM.N、ク

ライスラーの自動車会社大手3社の最高経営責任者(CEO)が4日の公聴会に出席し、

証言することを明らかにした。

 自動車業界救済に関する同公聴会には全米自動車労組(UAW)委員長と大手自動車部

品ジョンソン・コントロール(JCI.N: 株価, 企業情報, レポート)の社長も出席する。

 他方、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は2日、ポールソン財務

長官が、総額7000億ドルの金融安定化法に基づく公的資金第2弾(3500億ドル)

の拠出を議会に要請するかどうか検討していると報じた。WSJ紙は、長官が議会に要請

する場合は来週になる見通しとしている。また同紙は、長官が要請に対する議会の敵対的

反応と資金に対する需要の殺到を懸念していると伝えた。

 

 <ECBの利下げ幅>

 

 市場では、4日のニュージーランド準備銀行(中央銀行)、英中銀(BOE)、および

欧州中央銀行(ECB)の利下げが確実視されている。

 「英中銀は伝統的に思い切って利下げするが、ECBがどれほどの幅で利下げしてくる

かが注目される」(外為専門会社)との声が聞かれる。

 市場は、ニュージーランド中銀とBOEについては、150ベーシスポイント(bp)

の利下げを有力視しており、ECBは75bpの利下げを予想する向きが多い。

 「今後は欧州やかつての高金利通貨諸国がどれほど金利を下げるかが注目される。世界

的に金利水準が低下してきているので、ECBが大幅な利下げを実施しても、ユーロが急

激に弱くなるような事態は想定し難い。利下げが実体経済に対して功を奏するかという点

を見極めたい」(外銀)という。

 

 <英ポンドとゼロ金利>

 

 英ポンドは1.4890/93ドル、対円では138.87/97円の気配となってい

る。

 英テレグラフ紙の電子版は3日、英中銀金融政策委員会の元委員であるウィレム・ビュ

ーター氏とのインタビューを掲載した。そのなかで同氏は、BOEが4日に150ベーシ

スポイント(bp)の利下げを実施し、政策金利を1.5%とすることを予想した。

 大幅な利下げを敢行できる背景は、現在の英ポンドの対ドルレートが、ポンド・クライ

シスと言える水準まで低下していないためだという。

 「金利は近々ゼロまで引き下げられると思うが、ゼロ金利が一気に実現せず、2回か3

回のアクションを経て実現する理由は、当局者が英ポンドへの影響を恐れているからだ」

とビューター氏は指摘する。

 「ポンドが1.3ドルまで下がってしまったら、歓迎すべき水準訂正や国際競争力の向

上などと言っている余裕はなく、単なる敗北だ」と同氏は述べている。

 
 

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