アジア通貨動向(29日)=ウォン主導で総じて上昇、タイバーツは政治不安で下落
[シンガポール 29日 ロイター] 29日のアジア通貨は総じて上昇。韓国ウォンが上昇を主導している一方、タイバーツは政治不安を嫌気して2週間ぶり安値に下落している。
フィリピン、インドネシア、マレーシア市場が休場のため、商いは閑散。
ウォンKRW=は対米ドルで一時2%以上上昇して1米ドル=1269.9ウォンと、11月5日以来の高値をつけた。ただ、その後は介入警戒感や景気悪化懸念から1287ウォンに押し戻されている。
韓国中銀のデータでは、12月の消費者信頼感は過去10年で最低水準に落ち込んだ。ただ、多くのアナリストは、韓国の経常収支がウォンのサポート要因になるとみている。
シンガポールドルSGD=は0.4%高の1米ドル=1.4412シンガポールドル。シンガポール株式の上昇に足並みをそろえて値を上げている。
トレーダーは、この日は1.44―1.45シンガポールドルのレンジで推移すると予想している。
米ドルは幅広い通貨に対して下落、対スイスフランでは過去最大の下げを記録した。イスラエルによるガザ空爆がドルの重しとなっている。
一方、タイバーツTHB=は1ドル=35.10バーツと2週間ぶりの水準に下落。月末決済のためのドル需要、政局不透明感が背景にある。
タイのアピシット首相によるこの日の所信表明演説は、反政府グループが議会への入り口を封鎖していることから時間変更に追い込まれた。
人民元CNY=CFXSは小幅に下落し、1ドル=6.8469元。ただアナリストは、景気減速への懸念が依然堅調な国際収支に相殺されるため、人民元は目先は、ほぼ安定的に推移する、との見方を示している。
人民元の6カ月物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)の対米ドル相場は、小幅に上昇しており、1ドル=6.97元で推移している。
*0436GMT(日本時間午後1時36分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4424
台湾ドル 33.003
韓国ウォン 1283.80
タイバーツ 35.04
フィリピンペソ 47.52
インドネシアルピア 11000.00
インドルピー 48.58
マレーシアリンギ 3.4780
人民元 6.8436
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