アジア通貨動向(8日)=総じて下落、ウォン・ルピアが主導
[シンガポール 8日 ロイター] 8日のアジア通貨市場は総じて下落。世界的なリセッション(景気後退)への懸念が再燃し、アジア各国で株安となるなか、特に韓国ウォンとインドネシアルピアが下落している。
ウォンKRW=は前日終値から3%下落し1米ドル=1304.8ウォン。1月の輸出が、前年比17.4%減となった前月よりも悪化するとの政府見通しが、同国経済のリセッション入りに対する懸念を浮き彫りにした。
アジア通貨の中で、ウォンは相場は最も下げている。対ドル下落率は年初来で約5.5%、昨年は25%下落した。
ただ、多くのアナリストは、ウォンの最悪期は過ぎたとし、今年は外国人投資家が次第にソウル株式市場に戻り、ウォンは着実に回復するとみている。
一方、12月の米民間雇用統計が弱い内容となったことや、企業業績への懸念によるリスク回避の高まりを反映し、MSCIアジア太平洋株指数(日本を除く).MIAPJ0000PUSは4%下落している。
インドネシアルピアIDR=は1%下落し1米ドル=1万0900ルピア。前日は、政策金利の50ベーシスポイント(bp)引き下げで海外勢が債券買いにまわり、ルピアは2カ月ぶり高値に上昇した。
一部の海外投資家には、対ルピアでドルのショートポジションを巻き戻す動きがみられるという。
台湾ドルTWP=TPは0.5%安で33.151台湾ドルに下落。前日の予想外の利下げに反応している。
マレーシアリンギMYR=は3.5375リンギで3週間ぶり安値。あるトレーダーによると、他のアジア通貨同様、寄り付きからドル高で推移している。
人民元CNY=CFXSは、前日終値からほぼ変わらずの6.8345元付近で推移。長期的は上昇基調に変わりはないものの、今後数週間は小動きとの市場の見方を受けている。
*0621GMT(日本時間午後3時21分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4833
台湾ドル 33.085
韓国ウォン 1332.30
タイバーツ 34.90
フィリピンペソ 46.82
インドネシアルピア 10890.00
インドルピー 48.70
マレーシアリンギ 3.5315
人民元 6.8342
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