シドニー外為・債券市場=豪ドルが高値から押し戻される、利下げ観測再浮上
[シドニー 1日 ロイター] 1日のシドニー外国為替市場の豪ドル/米ドル相場
AUD=は、この日の高値0.6924米ドルから押し戻された。同日発表された2月の豪
小売売上高が9年ぶりの大幅減少を記録したことを受けて豪利下げ観測が再浮上したこと
が背景。
多くの投資家はこれまで、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が4月7日の
理事会で政策金利を3.25%に据え置くと予想していた。
ただ、世界経済への懸念からリスクの高い高利回り通貨を回避する傾向が強まっていた
ところに豪小売売上高が前月比で2%も減少したことから、市場は再び0.25%ポイン
トの利下げを見込むようになった。
ウエストパックは顧客向けリポートの中で「小売売上高の数字が弱かったことから、豪
ドルの悪材料がまた増えた。しかし、豪ドルは0.6855米ドルまで下げた後、幾分買
い支えられた」と指摘した。
0515GMT時点で豪ドルは0.6880米ドル。前日のシドニー市場終盤の
0.6864米ドルを依然上回っている。
対円では1豪ドル=67円88銭と、この日の高値68円82銭から後退。前日終盤は
67円34銭。
中銀ウオッチャーで新聞コラムニストのテリー・マックラン氏が、今後数日間で海外か
らよほど悪いニュースが入ってこない限り、RBAは4月に再び利下げを見送るだろうと
の見解を示したことで、投資家はRBAが金利を据え置くとの見方に傾いていた。
しかし、小売売上高の発表を受け、金融先物市場は豪政策金利が来週3%に引き下げら
れる可能性を99%織り込んでいる。
一方、小売売上高を背景に、豪債券先物には安全な投資先を求める資金流入が増加し
た。3年債6月限YTTc1は0.005ポイント高の96.635。一時は96.490
まで下げていた。10年債6月限YTCc1は0.02ポイント高の95.62。一時は
95.505まで下落していた。
〔豪ドル/米ドル〕
0515GMT 0.6880
0000GMT 0.6882/84
前営業日終値 0.6864/67
〔10年債先物6月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0515GMT 95.620(+0.020)
0000GMT 95.595(─0.005)
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