〔外為マーケットアイ〕米FRB議長証言に関心、地区連銀総裁はMBSの段階的売却を検討と発言

2010年 02月 9日 14:01 JST
 
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〔外為マーケットアイ〕

 <14:00> 米FRB議長証言に関心、地区連銀総裁はMBSの段階的売却を検討と発言

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が10日の下院金融委員会で行う「緊急支援措置の解消と経済回復への影響について」の証言に関心を寄せる声が上がっている。セントルイス地区連銀のブラード総裁は8日、ロイターとのインタビューで、FRBがモーゲージ担保証券(MBS)の多額の売却を計画しているとの見方が強まれば、市場は混乱するだろうが、段階的な売却という考えについては討議されていることを明らかにした。「状況が非常に良好であれば、おそらく10年下半期かその頃に、(資産を)若干売却し、市場の反応を見極めようとするだろう」という。

 前回1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRB内のタカ派とされるホーニグ・カンザスシティ地区連銀総裁が金利を長期間(for an extended period)維持するとした声明文の表現に反対票を投じた。事前予想に対してまちまちの内容となった1月米雇用統計などを通じ、市場では「実際の利上げにはまだ距離がある」(都銀)との見方が大勢だが、発言内容によっては米国の出口論をめぐる見方に変化が起こる可能性もある。

 米ウォールストリートジャーナル紙は7日付の電子版で、バーナンキ議長は今週、金融引き締めに向けた道筋の明確化に着手すると報じている。

 <12:20> MSCI世界株指数が昨年5月以来の「下抜け」に迫る、円高への波及懸念

 モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の算出する世界株指数.MIWD00000PUSが、昨年5月以来の200日移動平均線割れに迫っていることが、参加者の関心を呼んでいる。長期トレンドを示す200日移動平均を下抜ければ、世界的に株価の調整色が一段と濃くなり、外為市場でも「リスク回避のドル買いや円買いがさらに活発化する可能性がある」(外銀)との見方だ。

 主要通貨に対するドルの値動きを示すドル指数.DXYは、5日の取引で昨年7月以来の高水準を更新。今週に入っても高値圏で底堅い動きが続いている。

 <11:30> 中国1年物手形入札の落札利回りは連続据え置き、旧正月控え引き上げ一時休止か

 中国人民銀行(中央銀行)が9日に実施した240億元の1年物手形入札の落札利回りは、1.9264%と市場予想通りの水準となった。据え置きは3週連続。市場では来週の旧正月を控え、人民銀が引き締め姿勢を休止させているとの声が出ている。ドルは89.39円付近、ユーロは122.25円付近でしっかり。

 中国では前日、中国全国社会保障基金の戴相龍理事長が中国は今年、インフレ率を約3%に抑制することを目指しており、預金準備率をさらに引き上げる見通しだと発言した。物価圧力を抑えるため、いずれ金利も引き上げる可能性もあるという。

 <10:51> ユーロ1.3665ドル付近で下げ渋り、ECBからめたEUのギリシャ支援期待も

 ユーロ/ドルは1.3665ドル付近で底堅くもみあっている。トリシェ欧州中銀(ECB)総裁が11日のEU首脳会談に出席することで「EUがECBをからめてギリシャを支援する可能性がないわけではない。ギリシャ支援の方向が出れば、スペインやポルトガルに波及した財政への不安もいったんはおさまる」(住友信託銀行マーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏)との見方から、ユーロを売り込みにくくなっているという。

 ただ、ギリシャは10日にストライキを予定しているほか、さらなるストライキを実施しようとする動きもあり、ギリシャ支援の前提となるギリシャの財政改善の取組への国民の反発は強い。「ギリシャ支援の方向が出たとしても付け焼刃に終わる可能性もある。すぐにソブリン・リスクの本格的な払しょくができるわけではない」(住友信託銀行、瀬良氏)との見方が出ている。

 

 <09:27> ドル89円前半で底堅い、日経平均.N225が下げ渋る

 午前9時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の89円前半で推移している。米国株を受けて売り先行で始まった日経平均.N225が下げ渋っており、リスク回避地合いは強いものの、ドルは底堅い推移になっている。

 ユーロ/ドル、ユーロ/円も同様に底堅い推移。ただ「米ダウ.DJIが100ドル以上下げた後であり、リスク回避地合いが転換したわけではない。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が出席する11日の欧州連合(EU)首脳会議に向けて、ユーロの下値不安は残る」(クレディアグリコル銀行外国為替部ディレクター、斎藤裕司氏)との声が聞かれる。

 <08:31> ユーロ1.3655ドル付近、トリシェ総裁が欧州理事会に出席へ

 ユーロ/ドルは1.3655ドル付近でもみあっている。 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)シンポジウムに出席するため同国シドニーを訪れている欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、欧州理事会に出席するため、予定より早く帰国する。RBAの高官が9日、明らかにした。 トリシェ総裁は当初、シドニーに10日まで滞在する予定だった。

 前週は、ソブリン・リスクに関するECBの緊急会合のうわさが流れた経緯があるが、否定されていたという。

 ギリシャ発のソブリン・リスクは収まらず、8日には10年物のスペイン国債と独連邦債の利回り格差は104bpと、前営業日の93bp付近から拡大。スペイン財務省が、2010年の国債発行計画を発表し、ネット発行額が前年から34%減の768億ユーロ(1049億ドル)になると発表したことがきっかけになった。

 CMAデータビジョンによると、ギリシャの債務保証コストは一時低下していたものの上昇に転じ、5年国債の保証料は、1000万ユーロに対して年間42万3000ユーロとなった。ポルトガルとスペインの債務保証コストも上昇している。

 10日にはギリシャの公的セクター労働組合は、政府が財政赤字削減を目指して計画している税制改革や賃金凍結案に抗議し、10日に24時間ストに突入する見通し。国民の反対が強ければギリシャが財政健全化に向けて強い措置を取れなくなるおそれがあるため、市場で注目されている。これを見極めたうえで、11日のEU首脳会談での対応をみていくことになるが、混乱はすでにギリシャからポルトガル、スペインに広がっており「有効な対応策を打ち出せるかは不透明」(国内銀行)と慎重な声も多い。

 

 <07:48> きょうの予想レンジはドル88.90―89.70円付近、アジア株にらみ

 きょうのドル/円JPY=の予想レンジは88.90―89.70円付近。ユーロ/ドルは1.3600─1.3700ドル付近。米ダウ平均株価.DJIが終値で昨年11月以来の1万ドル割れとなり、市場には再びリスク回避ムードが強まっている。この流れを受けて早朝から円とドルに買いが先行、ドル/円は89.16円、ユーロ/円は121.62円まで弱含んだ。市場では、米株安を受けたアジア株の動向が注目されており「アジア株や商品相場が下落すれば、クロス円を中心にドル/円にも売り圧力がかかる。ユーロ/円は121.50円付近を割り込めば下値余地が広がりそうだ」(国内金融機関)との声が聞かれる。ギリシャ発のソブリン・リスクが市場の重石になっており、ユーロ/ドルは5日につけた8カ月ぶり安値(1.3585ドル)、ユーロ/円は5日の11カ月ぶり安値(120.70円)を意識しながらの安値もみあいになりそうだという。

 (東京 9日 ロイター)

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