アジア通貨動向(20日)=まちまち、ウォンやペソは下落
[シンガポール 20日 ロイター] 20日のアジア通貨はまちまち。韓国ウォンとフィリピンペソが原油高を背景に下落、シンガポールドルと中国人民元は、インフレ対策で当局が自国通貨高を容認するとの見方で上昇している。
ウォンKRW=は0.8%安の1ドル=1045.6ウォンと引き続き軟調。政府が外貨の借り入れを規制するのではないかとの懸念も圧迫材料になっている。
フィリピンペソPHP=は0.4%安の1ドル=43ペソ付近と、昨年11月下旬以来の安値をつけた。
米原油先物は1バレル=127ドル台で19日の取引を終えており、原油の輸入依存度が高い韓国やフィリピンでは、インフレや景気低迷への懸念が強まっている。
フォーカストは「きょうは値固めの動きが中心になりそうだ」と指摘した。
マレーシアリンギMYR=は0.4%安の1ドル=3.2550リンギ。同国では首相が辞任要求を拒否、政局の不透明感が強まっている。
シンガポールドルSGD=は、当局がインフレ抑制手段として通貨を利用し、シンガポールドルがさらに上昇するとの見方から0.3%上伸、1ドル=1.3683シンガポールドルをつけた。
人民元CNY=CFXSは一時、切り上げ後の最高値となる6.9705元まで上昇した。市場では、中国の政策担当者が輸入物価上昇に対抗するため人民元上昇を容認するとの見方が強い。
タイバーツTHB=THは中銀による介入観測などを背景に先週末16日終値から0.5%上伸し、1週間ぶり高値の32.15バーツをつけた。バンコクのトレーダーは「中銀は通貨を通じてインフレを抑制しようとしているのだと思う」と語った。
前日のタイ、シンガポール、マレーシア市場は休場だった。
タイ市場では、中銀理事会を21日に控え、内外の企業がともに米ドル売り/バーツ買いに回っていたという。市場関係者らはきょうのレンジを32.10─32.30バーツと予想した。
インドネシア市場は休場で、取引は21日に再開される。
*0447GMT(日本時間午後1時47分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.3697
台湾ドル 30.535
韓国ウォン 1043.70
タイバーツ 32.11
フィリピンペソ 42.97
インドネシアルピア n/a
インドルピー 42.68
マレーシアリンギ 3.2505
人民元 6.9810
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