シドニー外為・債券市場=豪ドル上値重い展開、債券先物は急伸

2008年 07月 25日 17:30 JST
 
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 [シドニー 25日 ロイター] 25日のシドニー外国為替市場の豪ドルの対米ドル

相場は終始圧迫される展開だった。豪銀行最大手ナショナル・オーストラリア銀行(NA

B)が引当金を積み増したとの報が嫌気された。また豪金利がピークに達したとの見方が

強まっていることにも圧迫された。

 NABがクレジット市場関連の損失で引当金を7億9800万米ドル積み増したと発表

したことを受けて、豪債券相場は大幅続伸した。このニュースは、金融状況の悪化によっ

て豪準備銀行(RBA、中央銀行)が年内に利下げを余儀なくされる可能性をあらためて

示すものとなった。

 先物市場はこれまで、今後12カ月間でRBAが0.25%利下げする確率を100%

織り込んでいたが、このニュースを受けてさらなる利下げの確率を約30%織り込んだ。

 オーストラリアの銀行はこれまで世界的な信用危機の影響をおおむね免れてきたが、N

ABの発表を受けて、投資家が高利回り通貨へのエクスポージャーを減らすリスク回避傾

向が強まった。

 ANZのシニア通貨ストラテジスト、トニー・モーリス氏は「金融部門が直面する困難

の影響からオーストラリアが完全に免れることはできないことをNABは教えてくれる」

と述べた。

 午後4時10分(0610GMT)時点で豪ドルは1豪ドル=0.9584―89米ド

ルと、前日のシドニー市場終盤の0.9581―84米ドルからほぼ変わらず。一時は2

週間ぶり安値近辺の0.9545米ドルまで下げた。この1週間を通じては2%余り下落

した。

 世界経済見通しの暗さは商品需要に打撃を与え、商品輸出大国である豪州の豪ドルをさ

らに圧迫した。

 世界の経済成長への懸念がアジア株を押し下げ、これを受けて投資家らがキャリー取引

を巻き戻した。その結果、豪ドルは対円で1週間ぶり安値となる1豪ドル=102円20

銭と、前日のシドニー市場終盤の103円42銭から下落した。

 豪債券先物はRBAの利下げ観測の高まりを背景に急伸し、米国債をアウトパフォーム

した。3年債9月限は0.125ポイント高の93.696。

〔豪ドル/米ドル〕

0610GMT 0.9584―0.9589

0200GMT 0.9557―0.9560

前営業日終値  0.9581―0.9584

〔10年債先物9月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)

0610GMT 93.745(+0.130)

0200GMT 93.740(+0.125)

原文参照番号[nSYD1788](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した

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