アジア通貨動向(7日)=インドネシアルピアが急伸、利上げ決定受け
[シンガポール 7日 ロイター] 7日のアジア通貨市場では、対ドルでほぼ3年ぶり安値水準にあったインドネシアルピアが中銀の利上げ決定を受けて大幅反発した。
信用市場の混乱を背景に政策金利は世界的に引き下げ方向にあるが、インドネシア中央銀行は同日、インフレ抑制のため政策金利であるBIレートを25ベーシスポイント引き上げ9.50%とした。
一方、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は1%ポイントの大幅利下げに踏み切り、市場を驚かせた。
またインド準備銀行(同)は6日、世界的信用危機の影響を受けている国内銀行を支援するため、預金準備率を引き下げた。
ただアナリストらは、インドネシアの場合、インフレ急騰を懸念する外国人投資家による大量のインドネシア資産売却に歯止めをかけるため、金融引き締めが必要との見方を示している。
インドネシアの9月のインフレ率は前年比12%超となり、8月から加速した。
ING(シンガポール)のストラテジスト、ティム・コンドン氏は「(利上げは)ルピアの支援材料になる」とし、インドネシアではインフレ期待が高止まりしているとの見方を示した。
ジャカルタ株式市場.JKSEは今年40%値下がりしている。
JPモルガンによると、ルピアの1カ月ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は1ドル=1万ルピアで「売り圧力は根強い」という。
韓国ウォンKRW=は7年半ぶりの安値まで下落。韓国株に売りが出ているほか、ドル不足、信用リスクに対する懸念がウォン売り材料になっている。
*0630GMT(日本時間午後3時30分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4614
台湾ドル 32.361
韓国ウォン 1328.40
タイバーツ 34.42
フィリピンペソ 47.42
インドネシアルピ 9590.00
インドルピー 47.99
マレーシアリンギ 3.4845
人民元 6.8333
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